坂本教授、木の光合成に着目した不思議な音楽的挑戦!『ETV特集』

      [2012/02/11]



     世界を舞台に活躍する音楽家・坂本龍一が、いまだかつてない不思議な音楽的挑戦をしている。それは樹木が発する微弱な生体電位を採取し、そのデータをもとに作曲しようというもの。坂本は言う。「木は光合成によって太陽光をエネルギーに換える、つまり電磁波をとらえる天才。その周期性を音楽にしてみたい」

     もともと坂本は2007年に森林保全団体を立ち上げるなど森林や樹木に深い興味を抱いてきた。そして3・11を経て、森への思いはいっそう強くなってきたという。岩手の森林の木材を利用した木造仮設住宅の建設にも関わり、そこに暮らす人々とも交流をした。

     坂本は森林と3・11後の文明について思考をめぐらせつつ、各地の森を歩き、樹木の生体電位を測定する。震災で壊滅的被害を受けた陸前高田の海岸では、7万本の松が津波で失われたが、1本だけ残った。その「奇跡の一本松」の電位も測定。そこから得られるデータをどのようにして音楽としていくのか?

     番組では、宮崎の森、ニューヨークの森、そして被災地を旅する坂本の姿と、フォレストシンフォニー制作過程を追いながら、彼と森の関わりを描く。さらに、「宇宙樹」の著作がある気鋭の文化人類学者・竹村真一と、自然と人間との新しい関係を模索する対談を行う。

    【朗読】 松たか子

    ■『ETV特集』坂本龍一 Forest Symphony 森の生命の交響曲
    2012年2月12日(日)22:00~23:29(NHK Eテレ)


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