ただ座るだけでOK!骨盤枕の次は「仙骨枕」がブームに

  [2012/05/02]


去年から、“骨盤枕ダイエット”が大ヒットしています。これは寝るだけでウエストがくびれて、しかも“効果をすぐ実感できる”ところが話題になりました。

けれども、ヒットの理由はそれだけではありません。どうやら、本の付録としてついていて、誰でも手軽に試せるところが良かったようなのです。

本の付録で話題になっているものは、他にもあります。実は今、付録枕として有名トレーナーとコラボした“仙骨枕”が話題となっています。

この本は、コンビニでも女性誌の辺りにたくさん並んでいるので、見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。

新たに大ヒットしそうな、仙骨枕。

しかし、そもそも仙骨(せんこつ)とはどこにある骨なのでしょうか? また、仙骨が関係している“思いがけない不調”とは一体何でしょうか?

今回は、この仙骨のしくみについてみていきましょう。

 

■仙骨の主な役割4つ

まず、仙骨はお尻の尾骨の上あたりに位置しています。主な役割については、以下の4つです。

(1)姿勢をまっすぐ保つためにあり、背骨の土台という大変重要な場所になっている

(2)穴(仙骨孔)があり、ここから副交感神経が出ている

(3)女性の場合、ちょうど仙骨の前に子宮と卵巣がある

(4)頭蓋骨から脊柱を通って、仙骨の中に硬膜があり、その硬膜の中に脳脊髄液が入っている

 

■仙骨がゆがむと出る不調4つ

上記の特徴から、仙骨は大切な器官とつながっていることがわかりますよね。なので仙骨がゆがむと、以下のような不調が出てきます。

(1)背骨をまっすぐに保てず、その影響を受けて背骨をまっすぐに保つ筋肉が緊張してしまう

(2)副交感神経がうまく働かなくなり、消化器官のはたらきが低下し、便秘や下痢などの症状が起ったり、骨盤内の血流の悪化の要因にもなる

(3)子宮と卵巣に負担がかかり、女性ホルモンのバランスがくずれて生理痛や不妊、肌荒れの原因となる

(4)仙骨は後頭骨と連動して脳脊髄液をポンプ運動で循環させているため、仙骨が歪むと、そのポンプ機能が妨げられ、頭痛の要因となってしまう

 

仙骨の名前の由来は、ラテン語のsacrum(セイクライム)。“聖所”という言葉を語源に持ち、 “神聖な”、“聖なる”という意味でよく使われる言葉です。つまり神聖な骨ということです。

どの骨もそれぞれの役割があり大切なのですが、これからは仙骨を意識してみると体にとってもっと良い効果があるかもしれませんね。

 

【参考】

兼子ただし(2012)『仙骨クッションつき 兼子ただし最後の本「真実の骨盤矯正」』 主婦の友社

吉田始史(2006)『仙骨姿勢講座 – 仙骨のコツは全てに通ず』 BABジャパン出版局

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