会話ベタが目指すはタモリさん!? 恋愛初期にNGな話題とは……

  [2011/09/05]

 笑って話しているカップルを見る度、ついついため息。「もっと会話上手だったら……」と、恋人がいない理由に会話ベタを挙げる人は結構多いのではないでしょうか? でも意中の人がいても見ているだけでは、何も始まらないのは当たり前です。会話を広げる方法としてよくアドバイスされるのが相手に自分の考えや気持ちを話させる「オープン・クエスチョンhttp://cobs.jp/love/daijiten/2011/06/post-24.html」という質問方法。しかし恋愛心理学を研究する内藤誼人(ないとうよしひと)先生はあまり質問の形式にはこだわる必要はないとアドバイスします。

会話が止まらないために、目指すはタモリさん!

 「しゃべることが得意でない人に、『オープン・クエスチョンで会話が広がりますよ』とアドバイスしても、会話は止まってしまうだけです。重要なのは相手との関係にあわせて、質問のバリエーションを持つことです。初対面の人への質問(例:兄弟や出身地などの属性に関わる話)、慣れてきた人への質問(例:学生時代の思い出話)、かなり親しくなった人への質問(例:恋愛遍歴、恥ずかしい失敗談)を用意すれば、会話が止まって焦るということがなくなります。会話上手になるために、目指すべきはタモリさんです。タモリさんの質問は、初対面の人が答えられないようなものがないのです」(内藤先生)

踏み込んだ質問は恋愛初期にはNG

 意中の異性を前にすると、もっと相手のことを知りたい、仲良くなるために踏み込んだ質問をしたいという気持ちになると思いますが、内藤先生はそういった思いにストップをかけます。何故なら心理学上でも表面的な質問が良いという実験データがあるからです。米国ミシガン州にあるウェイン州立大学のカルマン・カプランという心理学者が行った実験によると、インタビューアーから表面的な質問をされたグループとプライベートな質問をされたグループでは、表面的な質問をされたグループの方が、インタビューアーに好印象を持ったというデータが発表されています。

「『プライベートを聞く男性はしつこくて苦手』という声をよく聞きます。だから趣味や当たり障りのない会話に留めましょう。焦って踏み込む必要はありません。もし相手がひいてしまうような質問をしてしまったと思ったら、自分の話にすり替えてしまいましょう。『実は僕がそういったことに興味があって……』というように」(内藤先生)

 なお、誰もが話しやすい話題は過去のことだと内藤先生は言います。例えば「小さい頃はお転婆だったように見えますけど、どんな女の子でした?」などです。昔のことであれば、多少突っ込んだ質問でも、笑って答えてもらえる可能性が高いそうです。

 会話ベタだからと黙っていてはいつまでたっても相手との距離は縮まりません。内藤先生のアドバイスを参考に、相手との今現在の関係性を考えながら会話のネタを用意し、失敗を恐れずに意中の相手との会話にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

文●筧みゆき

内藤誼人
心理学者。立正大学心理学部対人・社会心理学科特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。有限会社アンギルド代表取締役。著書は200冊を超え、執筆活動のほか心理学者としてのコンサルティング等でも幅広く活躍中。著書に、『ビジネス心理術事典』(イースト・プレス)、『かしこい生き方はムシたちに学べ』(梧桐書院)など。

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