目標を達成するためのメソッドを青木宣親選手に聞いてみた

  [2010/12/21]

 「目標を掲げたもののクリアできない……」。というビジネスパーソンは数多い。その原因はゴールするまでのグランドデザインがちゃんと描けていないから。目標を設定し、それを確実にクリアするためには手順がある。セルフマネジメントの基本とも言える目標達成のためのメソッドを伝授する。


自己分析能力が目標達成の最大の武器

 首位打者と200 本安打。調整をスタートした時点で、このふたつを明確な目標として設定したいう青木宣親選手。目標に邁進するため、どのようなプランを立てたのだろうか。
「まずは体の悪い部分を取り除こうと、手術に踏み切りました。おかげでランニングの量も増やせましたし、早い時期から手応えを感じていましたね」

 立てた計画を実現するために、必要な土台作り。目標達成に必要な要素を洗い出す手法は、どんなビジネスにおいても同様である。

 プロ野球史上初めて、2度目の200本安打を達成。偉大な記録を打ち立てた最大の要因を、“自己分析”にあると名言する。
「プロの選手なら、技術面にそれほど大きな差はないはず。それでも僕が結果を残せているのは、常に自分を分析し状態を知る努力をし、修正する作業を忘れなかったからでしょう。たとえば週、月単位で立てたノルマに届いていなければ、なぜ打てないのか、体の状態やメンタル面を徹底的に分析するんです。疲労が原因ならマッサージを増やしたり、足りない部分を補うトレーニングをする。コンスタントに結果を残せる人というのは、自分をしっかりと把握して、コントロールできている人なんでしょうね」

 不調の兆し、その原因を特定するスキルには自信がある。そして、それは見事に結果に表れた。144試合で209安打。いやが上にも、周囲は来季にも期待が高まる。
「今年何かを達成したという実感ではなく、“まだいける”という気持ちのほうが強いんです。実際イチローさんの記録、130試合で210 安打を目標にしてましたから」

 限界を感じないというメンタリティ。それがさらなる高見への原動力となる。

写真●竹中圭樹、文●友清 哲

青木宣親
1982年、宮崎県生まれ。宮崎県立日向高校時代は投手であったが、早稲田大学進学後は外野手に転向。03年にヤクルトスワローズに入団。05年にイチロー以来2人目のシーズン200安打を達成、さらに今年、史上初の2度目の200安打を達成した。

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