嫉妬を引き起こす体内物質の正体とは?

 

 恋人がほかの異性と親しく話しているだけで、なんだか気持ちがザワザワする。気にしなければいいのに、不安や心配は募り、「なんで自分以外の人と」と思ってしまう。そんな嫉妬する自分を持て余したことはないだろうか。東京工科大学学長であり、『愛を成功させる法』の著者でもある軽部征夫先生に嫉妬のメカニズムについて伺った。


嫉妬してしまうのはなぜ?

 軽部先生は嫉妬のメカニズムは性格や相手への気持ちにも関係するが、一般的に嫉妬を起こすのは男女ともホルモンの仕業だと言う。男性にはアンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンが、女性にはエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが分泌されており、これらホルモンが作用することで、「相手を守りたい」、「独占したい」という気持ちが高まり、嫉妬という感情が起こるのだ。

ホルモンが作用するきっかけ

「嫉妬とは、恋人の何らかの行為に脳が反応することで、ホルモンが相手を独占したいという気持ちを高めることで起こる感情です」(軽部先生)。言い換えれば、嫉妬という感情を起こすためには、ほかの異性の存在を感じてしまうような、恋人の何らかの行為が必要と言うことになる。軽部先生は、「社会的要因」、「個人的要因」、「環境的要因」が複雑にからみ合い脳に働きかけることで、ホルモンが作用するのだと言う。

●「社会的要因」

一夫一妻制が原則である現在の社会では、人間はその仕組みを当然のこととして受け入れている。そのため、恋人や配偶者は「自分のもの」と認識しており、ほかの異性と親しくしていると自分のものを取られるような意識が働いてしまう。

●「個人的要因」

恋人や配偶者を好きだという気持ちが強い場合や、相手がモテると思い込んでいる場合には、ほかの異性との接触に対し過剰に反応してしまう。これは自分にコンプレックスがある人や、自信のない人によくある要因。恋人が自分より優れた人を選んでしまうという不安が強くなる。

●「環境的要因」

自分が満たされているという感覚が、恋人と一緒にいるときにしか得られない人は、恋人のことで頭がいっぱいになってしまい、ささいなことにも反応してしまう。また、結婚して家庭に入っている主婦などは、安住のポジションを守りたいという意識が働き、立場を脅かすかもしれない存在に敏感になるなども、この要因の一つ。

嫉妬深くならないために

「嫉妬深い人は、当然独占欲の強い人ですね。また自己顕示欲の強い人にもその傾向があります。それに、ホルモンの分泌量が多いとそれだけ感じる嫉妬も強くなります」(軽部先生)。

 それならば、嫉妬深くならないためには、ホルモンの分泌を抑えられればよいのかと思えば、これらのホルモンは嫉妬だけでなく、胸を焦がすような恋愛感情にも作用しているとのこと。人を思うホルモンが、嫉妬を誘うとはなんともバランスを保つのが難しいそうだ。「だって好きなんだもん」と笑って言えるような嫉妬ならかわいいが、過度な嫉妬はお互い辛くなってしまうため、注意が必要だ。

 できることなら抑えておきたい「嫉妬」と言う感情。自分に自信を持ち、相手を信用すること、さらに熱中できる何かを持つことができれば、ホルモンも深い愛情に作用し、嫉妬はなりを潜めるのではないだろうか。

文●Sala Yamada(エフスタイル)



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