Windows 7RC版登場! Vistaとどこが変わった?

  [2009/06/04]

 次期OSとして注目を浴びている「Windows7」。その製品候補版(RC版)が、5月7日よりマイクロソフトのサイトで公開されている。現行のVistaと比べて、どこが変わるのだろうか?

互換モードでXP用アプリも動く

 この「RC版」とは、アプリケーションやデバイスドライバの開発用に公開されるもの。製品版とほぼ同等の機能が搭載されているとされ、マイクロソフトのウェブサイトから、一般のユーザーでも無料でダウンロードして試用できる。

 XPのアプリケーションが動かない、動作が重たいなど、イマイチ評判がよろしくなかったVistaの後継ということもあって、Windows7では「XP並み」の軽さがうたわれている。公表されている推奨システム要件こそVistaとほぼ変わらないものの、起動時に自動で動作するプログラム数を抑えるなどの工夫により、起動が速くなっているという。すでにRC版を試用したユーザーの間でも、「Vistaよりは軽快に動く」という声が多いようだ。

 もう一つの問題である互換性についても、XP互換モード、互換ツール、仮想化モードという3つの機能を搭載している。仮想化モードは「Windows XP Mode」と呼ばれ、仮想システムとしてWindows XPを動かした上でXP用アプリケーションを実行するというものだ。アプリケーションのウィンドウはWindows7上のデスクトップに直接表示され、ユーザーは仮想であることをほとんど意識せずに使える。マイクロソフト日本法人の広報によると、これは「以前から使っている業務用アプリなどをそのまま使えるようにという、中小企業の利便性を考慮したもの」なのだそうだ。仮想化システムを使うため、パソコンのスペックが非力だと動きが重たくなることは予想されるが、「これを使えば、XPで動作していたアプリケーションは、基本的にすべて動くはずです」(同社)と言う。

デスクトップ周りもプチ変化

 機能面では、デスクトップ周りの変更が目につく。タスクバーに表示するのはアイコンのみとなったので(Vistaではソフトやファイル名も表示されていた)、より多くのアイコンが並べられる。各アイコンにマウスをあてるとウィンドウのサムネイルが表示されるのはVistaと同じだが、Windows7ではさらにそのサムネイルにマウスを乗せると全画面プレビューが表示されるようになった。

 横長画面が増えたことから、開いているウィンドウをマウス操作で簡単に左右2つに並べて表示する機能もお目見え。さらに、マウスポインタをデスクトップの右隅に持っていくだけで、すべてのウィンドウが透明になったりする。こちらはデスクトップ上のガジェットを見たいときに便利な機能だ。

 2009年の年末には製品版が登場するといわれているこの新OS。不評だったVistaの不満点を解消したことで、歴代のWindowsのような新OSブームを巻き起こせるのか、注目したい。

マイクロソフト Windows7公式ページ: http://www.microsoft.com/japan/windows/windows-7/default.aspx

文●永井祐子(エフスタイル)

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