ソニーV字回復は何が牽引?

      [2008/06/02]

     ソニーの業績が大幅悪化した2003年の「ソニー・ショック」から5年。ソニーが2008年5月14日に発表した2008年3月期の連結決算では売上高6.9%増(前期比)、純利益192.4%となり過去最高を記録した。この「ソニーのV字回復」を牽引するのは一体何なのだろうか。 売上高の約75%を占めるエレクトロニクス事業で、液晶テレビ「ブラビア」やデジタルカメラ「サイバーショット」などブランド力がある商品が増収に貢献し、同事業の売上高は同8.9%増と発表された。

    「SONY」が選ばれるワケ “スタイリッシュ”

     ソニーの売れ筋商品について、株式会社ビックカメラ広報・IR部に問い合わせたところ「ビックカメラでは、液晶テレビ『ブラビア』やデジタルカメラ『サイバーショット』、ビデオカメラ『ハンディーカム』などが人気商品です。また、パソコン『VAIO』のノートパソコンは色のバリエーションも多く、女性を中心に人気が高い商品です」との回答を頂いた。

     消費者が量販店の店頭に並ぶ様々なメーカーの製品を比べ、自分の欲しい商品を選ぶ際、ソニー製品はその機能性だけでなく、デザイン性でもアピールしているようだ。例えば、ノートパソコン「VAIO」。8色を展開する「typeC」やプレミアムデザインの「ナチュラルフラワー」をはじめ、どのラインナップを見てもパソコンとしての機能はもちろんインテリアの一つともなりえるスマートさを兼ね備えている。

    「世界のSONY」さらなる進化

     ソニー株式会社広報担当大曲氏にソニーの売上げ回復についてうかがった。「現在売上げを伸ばしている商品は、ビデオカメラの「ハンディーカム」やデジタルカメラの「サイバーショット」、コンピューターの「VAIO」など、比較的ブランド名が浸透しているものが中心になります。ソニーでは、かつては世界最小、世界最薄など小さいものを作る事に注力してきましたが、ここ数年は『顧客視点に立った商品作り』に重点を置き、お客様が望まれている機能、デザインを反映した商品を展開している事も売り上げ増の大きな要因ではないでしょうか」

     もっとスタイリッシュに、もっと機能的にと進化し続けるソニー製品に消費者は関心を寄せないではいれないのかもしれない。

    文●山田忍(エフスタイル)

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