いきなりですが、大変においしくないと評判の「悶絶フード」を買ってきて試食しました。イヤイヤながら『ドリアンチップス』など9品を購入。その味は……トホホ。
■ドリアンチップス(タイ産)
ドリアンをパーム油で揚げた油菓子
知ってますよ、ドリアン。果物の王様ですよね。もうひとつ知ってますよ。強烈に臭いんですよね。さすがにこれはキツそう。パッケージのスウィートの文字がまた不安を誘う。さて、開けてみる。ふぞろいなタコスみたい。特ににおいはない。食べてみる……。んー? 普通。ちょっと芋に似た風味があるだけで、クセはない。スウィートというほど甘くもない。洗練された薄めの味付けです。ポテトチップスは油と調味料の味がきついけど、これは厚みがあることもあって植物を食ってる感じがする。
いやあ、肩すかし。うまいです。
けど、ドリアンが好きな人にはにおいも魅力なんじゃないかな。となると、こんなに普通でいいのか、ドリアンである意味があるのか。ほかのメーカーはもっとくさいやつ出してるんですかね。
■エスカルゴ(インドネシア)
缶入りエスカルゴ
知ってますよ、エスカルゴ。フランス料理の食材ですよね。豪華じゃないですか。
だいたい貝ですよ。好きだなあ、貝。サザエ、カキ、バイ貝、おいしいですよね。陸のものだからって、ナメクジと親せきだからって、抵抗なんて……、抵抗なんてこれっぽっちもありませんよ!
えー、缶を開けてみますと。あー、白濁した液体に黒い物体が沈んでいますなあ。殻は入ってないのね。
恐る恐る口に入れると……。味がない。歯ごたえもない。当たり前だが海産物特有のうまみがないし、貝の味じゃないなあ。それでいてピータンに似た硫黄っぽい後味が、うっすらじわーっとくる。うーん、気持ち悪い。
これは単に食材なんですね。だから味付けされてない。バターでいためたりするんでしょうか。
■スープカレーキャラメル(日本産:北海道限定)
スープカレー風味のキャラメル
知ってますよ、スープカレー。北海道の流行が全国に広がったんですよね。名物を地元のお菓子メーカーがキャラメルにする。まったく自然なことですね。おみやげにぴったりです。
っていうか、いい加減にせんといかんわ。ジンギスカンキャラメルとか、これとか。
辛さと甘さが調和することなく、交互に襲ってくる。ううう。後味もまたキャラメルの甘みと、カレー味というよりカレー粉そのものの風味が不協和音を奏でる。
ああ、おなかが熱くなってきた。腹のなかでも混じり合わずに主張しあってるのかなあ。ぐえーとか騒いだら負けみたいでくやしいけど、やっぱり言わせてもらいます。ぐえー。
■米醤豆腐乳(台湾産)
腐乳
台湾に旅行に行ったとき、ひたすら臭い屋台に遭遇した。なんでも「臭豆腐」という食べ物を扱っているらしいんだけど、もう強烈にくさい。台湾には「臭豆腐に大便を混ぜる(良心のかけらもないの意)」ということわざもあるくらい、アノにおいに似ているのだ。
なので、台湾製の豆腐発酵食品と聞いて「まずムリ」と思ったワケ。でも食べなきゃいけない。
と思いきや、においはそれほどでもない。ちょっと酸味のあるような感じで、たとえるなら古くなったナメコのみそ汁のようなにおいだ。見た目はちょっとグロテスク。みそ汁のなかに納豆と豆腐が入っているような感じ。これでもかってくらいの大豆ざんまいですな。
肝心の味はというと、これがもうひたすらしょっぱい。日本の塩辛でもここまでしょっぱくないぞというくらい塩辛い。味はみそのような酒かすのような感じなんだけど、あまりにもしょっぱすぎて、風味がわかりませんでした。
なんだかネットリした舌ざわり。これが好きって人もいるだろうけど、ちょっとダメ。味は悪くないんだけど……。これを現地でたべればまた印象は変わるんだろうけどね。
■デスレイン ハバネロチップス(アメリカ産)
激辛ポテトチップス
不吉なパッケージを開けてみると……、食べ物のにおいがしない。油のにおい。
ひと口食べてみた感想は「痛い」。いや、食べ物の感想じゃないのはわかってるけど、辛いというより舌が痛いんですヨ。
またポテトチップスなのに妙に硬い。厚さはプリングルスと同じ程度なのに、硬度は倍以上あるかも。カリカリとかサクサクとかではなく「ボリボリ」。
辛いモノに耐性があるなら、数枚食べれば慣れるかも。ただし自分の場合、汗がえらく噴き出してきて、胃のあたりがジンジンしてました。興味があるなら食べてもいいかもしれないけど、翌日のトイレは覚悟したほうがいいカモ。
■ザ・かたぬき(日本産)
かたぬき菓子
祭りの縁日でよくあるアレ。キレイにくりぬけば賞品がもらえる、というヤツで使われるアノお菓子だ。
箱には7枚のかたぬき菓子が入っている。見た目は安っぽいガムのようだ。香りはなくまったくの無臭。目的はあくまで「かたぬき」なので、ムダを排したエコ仕様と言えるだろう。
味は、砂糖と粉の味だ。ほんのりハッカのような風味もある。かたぬきを知らない人のために別のものに例えると、駄菓子屋のシガレットのような感じ。
調べてみると、7枚入りでひと箱90円弱。確かかたぬきは1回100円だったから、原価90円で610円のもうけ。子ども相手に、もうけてたんですかね。
■いかチョコ塩キャラメル(日本産)
塩キャラメル味のさきいか
塩キャラメル味のチョコでコーティングしたさきいか。
うーむ。なんか乙な味だなあ。コーティングされているので最初は塩キャラメル。で、それが溶けちゃうとさきいかの「くわっ」とした食感。
まあまあイイんじゃないですかね。全然食べられます。
■納豆風ドロップス(日本産)
納豆風味のキャンディー
もうね。納豆ですよ納豆。でもドロップ。缶入り。
缶のフタを開けた時にむわーっと異臭が。納豆とは形容し難い腐敗臭が。
もう甘いとかそういう次元じゃないぞ。
これはちょっと無理でした。
■ハリボーシュネッケン(ドイツ産)
ラクリッツ(甘草エキス)入りグミ
北欧を中心に愛されているという、甘草を原料にしたグミです。まあ基本的にはグミですよ。食感はね。
ただカタチがちょっと虫が丸まったみたいな感じに……。
しかも真っ黒なので、端から口に入れると……鳥肌ものです。
味は漢方薬。完食ムリ。
というわけで悶絶フードを試食しました。好評であれば次回もあるかも。トホホ……。
(高橋モータース@dcp)