昨年、2011年は「電子書籍元年だ!」という話があり、スマホの普及は本格的になるし、iPadも大ヒットするしとテレビのニュースなどでも浮かれた報道がなされていました。しかし、某専門家に言わせれば「いままで何回電子書籍元年があったよ」だそうなので、非常にまゆつばなわけです。なので、みなさんに電子書籍の購入経験を聞いてみました。さあホントに電子書籍の普及が始まったのでしょうか?
調査期間:2012/2/29~2012/3/4
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)
Q.電子書籍を購入したことがありますか?
はい 8.9%
いいえ 91.1%
電子書籍を購入したことがある人は9%。少ないですね。
では、その電子書籍をどんなマシン上で購入したかを聞いてみました。
Q.その電子書籍のプラットホームはなんですか?
パソコン(Windowsマシン) 43.8%
スマートフォン 24.7%
携帯電話 21.4%
iPhone 19.1%
iPad 12.4%
専用電子書籍リーダー 6.7%
パソコン(Mac) 2.2%
有効回答数:89
意外とパソコン上で電子書籍を利用している人が多いようです。昨年発表された専用電子書籍リーダーは、約7%という数字にとどまっています。
では、どんなジャンルの電子書籍を購入しているのでしょうか。内容を聞いてみました。
Q.購入した電子書籍の内容を教えてください(複数回答可)
漫画 55.1%
小説 36.0%
趣味 生活 18.0%
ビジネス・教育・社会(ハウツーなど含む) 18.0%
雑誌 11.2%
ノンフィクション 10.1%
グラビア・写真集 5.6%
そのほか 4.5%
有効回答:89
漫画が圧倒的に多く55%。続いて小説と、実際の書籍と同様な順位となりました。
しかし、この漫画ですが、最新単行本などがスグに電子書籍化されることはまれです。ある程度の時間を置いたもの、あるいは原価がすでにリクープされている(回収されている)ものが電子書籍化されることが多いのです。
大手出版社も、いまいまもうかってる普通の出版商売を犠牲にしてまで電子書籍に注力するわけにはいかないのが現状です。
また、漫画の電子書籍売り上げランキングといったデータが多くの情報誌などで取り上げられていますが、あれもなかなかまゆつばです。というのは、圧倒的に売り上げを上げているのは、実はH系のコミックであるというデータがあります。
もちろん体裁があって、なかなか公にはなりませんが、レディースコミックといった、本屋で買いにくいけれどもニーズがある漫画が売れているのが事実なのです。
では、電子書籍を購入した人の満足度はどうでしょうか?
Q.購入した電子書籍の満足度を教えてください。
大変満足している 10.1%
満足している 34.8%
ふつう 37.1%
不満がある 16.9%
大変不満がある 1.1%
有効回答:89
「大変満足している」と「満足している」を足すと約45%。「不満がある」と「大変不満がある」を足した「不満派」がわずか18%なので、商品としての満足度は高いと言っていいでしょう。「不満派」に何が不満なのかを聞いてみました。
Q.「不満がある」、「大変に不満がある」と答えた人に質問です。不満点を教えてください。
読みやすさ(視認性) 68.8%
誌面の大きさ(解像度) 50.0%
操作性 37.5%
価格 37.5%
そのほか 18.8%
購入方法 12.5%
有効回答数:16
有効回答数が少ないので、何とも言えないですが、「読みやすさ」と「誌面の大きさ」は、表示部分が軽くて大きくなれば、スグ解決しそうですね。操作性はアプリ側でなんとでもなりますし。価格は出版社のさじ加減ひとつですから、「戦略価格で行くぞ!」と決めれば下がるんですけれども……。
最後に 「電子書籍を購入したことのない人」に「電子書籍を購入したいか」を聞きました。
Q.電子書籍を購入したいと思いますか?
はい 10.1%
いいえ 59.1%
どちらでもない 30.9%
有効回答数:911
「電子書籍を購入したことのない人」が全体の91.1%で、その中の59.1%が「電子書籍を購入したくない」と答えています。つまり、全体の53.8%の人が現在は「電子書籍を購入したくない」わけです。
電子書籍元年と何度も言われ続けてこの状況なわけですが、本当の「元年」を迎えるためには、電子書籍の良さをもっとアピールされる必要がありそうです。
(高橋モータース@dcp)