新聞社の経営が厳しくなっています。アメリカではWebでの有料化など試行錯誤が続いていますが、例えば『ニューヨーク・タイムズ』といった有力紙を持つ会社ですら厳しいのが現状です。このアメリカでの流れは確実に日本にやってきます。現在、新聞はどのくらい読まれているのでしょうか? 定期購読率を調べてみました。ネットを検索しても意外とそのデータはありません。必見の最新データです!
調査期間:2012/2/29~2012/3/4
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)
Q.あなたは新聞を定期購読していますか?
はい 44.6%
いいえ 55.4%
アンケートに答えてくれた1,000人の平均年齢は29.4歳でしたから、比較的若い世代の定期購読率になります。約45%の人が新聞を定期購読しています。半分を切ってしますが、思っていたよりも多いのではないでしょうか?
次に購読している新聞の種類を聞いてみました。
Q.取っている新聞の種類を教えてください
全国紙朝刊 76.5%
全国紙夕刊 40.4%
地方紙朝刊 23.5%
地方紙夕刊 5.8%
スポーツ新聞 3.4%
夕刊紙 0.0%
そのほか 1.8%
有効回答数:446
一番多いのは当然かもしれませんが全国紙の朝刊でしたが、地方紙の朝刊よりも、全国紙の夕刊を取っている人の方が多いという結果です。
これだけネットで情報がなんでも入手できる環境になっていますが、なぜ新聞を定期購読しているかを聞きました。
Q.新聞を現在購読している人に質問です。その理由を教えてください(複数回答可)
第1位 広く情報をキャッチするため 63.2%
第2位 いち早く情報をキャッチするため 42.6%
第3位 テレビ欄、ラジオ欄を読むため 38.1%
第4位 社説(解説記事含む)を読むため 19.7%
第5位 スポーツ記事を読むため 12.3%
以下
連載記事(小説、漫画等含む)を読むため 9.4%
好きな誌面がある 8.7%
そのほか 9.9%
有効回答数:446
広く情報をキャッチするためという理由が約6割でトップでした。これは紙面の特性である、一覧性が高いということを指しているのでしょう。自分に興味のあるものもないものも、ひとつの大きな誌面にレイアウトされているので、ざっと見渡して色んな情報を目にすることができますから。辞書が紙の方が楽しいのと同じですね。パラパラめくっていろいろ目にすることができる喜びは紙面だからこそです。
「テレビ欄、ラジオ欄」のためという人が約4割いるのも驚きではないでしょうか? 確かに、これも紙の方が見やすい情報ではあります。
定期購読をしている人にこれからも新聞を取り続けるかを聞いてみました。
Q.これからも継続して新聞をとりますか?
継続して購読する 82.1%
購読をやめるつもりである 4.5%
わからない 13.4%
有効回答数:446
これも意外な結果です。82%の人が継続すると答えました。つまり、現在定期購読している人のほとんどは、「その良さを十分わかって新聞を取っている人」と言えるのではないでしょうか。その良さがわからない人はすでに定期購読していない、と。
定期購読を続けたい人に、その理由を聞いてみました。
●活字中毒
新聞を読まないと、頭が悪くなる気がする。活字中毒なので、読まない生活は考えられない(北海道/女性/30歳)
確かに筆者の親も「新聞を読まないと頭悪くなるよ」などと言っておりました。「新聞以外の情報も大切」という風潮はつい最近ですからね。
●お得なチラシも!
各業界のタイムリーな話題が入手できるから。あと、お得なチラシもゲットできるから(東京都/男性/32歳)
チラシ! 新聞を取ってるとチラシがついてくるのは特典かもしれません。ただ、最近はスーパーの特売情報などをケータイに配信しているサイトもあります。
●日経新聞は欠かせない
金融関係の仕事をしているため、日本経済新聞は欠かせないから(東京都/女性/22歳)
経済誌は強いですね。アメリカでも『ウォールストリート・ジャーナル』だけは残る、と言われています。お金を支払ってでも得たい情報は、やはりお金に関することだからです。
●クライアントの情報が要る
上司から読めと言われているし、クライアントの情報や世の中の状況を知る必要があるから(東京都/女性/25歳)
仕事上必要なんだ、という人も多いようです。一応目を通しておくにこしたことはないかもしれません。
●野菜をくるんだり、読んだ後も使える
前は朝と夕の購読でしたが、夕刊のメリットをあまり感じなくなり、朝刊だけとるようになりました。いまはネットですぐ記事チェックできるし、紙面で読まなくてもいいと思うこともありますが、記事を読む以外に、野菜をくるんだり、災害時の片付けに使うなど、記事を読んだ後の使い道が多いので、朝刊だけわが家でもとり続けるつもりです(神奈川県/女性/31歳)
確かに! 読んだ後も使えるのは新聞の大きなメリットです。梱包(こんぽう)するときなどに「新聞があればなあ」なんて思いますから。
データがこのように出てみると、新聞は意外にも定期購読者から強く支持されていることがわかります。問題はこの支持層がどこまで続くかなのです。その結果は日本よりもアメリカで先に出ます。
さて、新聞の行く末、あなたはどう思いますか?
(高橋モータース@dcp)