PCゲームをプレイするならば、知っておいて損はないどころか知らないほうがおかしいくらいなのが配信プラットフォームである。しかし、日本語化されているページもあるとはいえ、海外のメーカーが運営しているので敬遠してしまうというかたも多いだろう。そんな人たちへの向けた紹介の3回目に登場するのは、Blizzard Battle.netだ。

Blizzard専門だがビッグタイトルがそろう

Blizzard Battle.net(以下:Battle.net)は、Blizzard Entertainment(以下:Blizzard)が運営している配信プラットフォームであるが、元々は「Diablo II」や「WarCraft II」「StarCraft」といったゲームのオンライン対戦・協力プレイ向けのサービスであった。

その後、ゲームのダウンロード販売が一般的になるに従い、そちらにも対応するようになった。パッケージ版も同時に販売していても、付属するCDキーを登録するという形でBattle.netを使うことができる。

Blizzard Battle.netのトップページ。本数は少ないが、人気のマルチプレイゲームが並ぶ

基本的にBlizzard製のゲームを扱うため、これまでに紹介したSteamやOriginほど、販売されるゲームの種類は多くないものの、対戦型シューティング「オーバーウオッチ」、世界最多の登録者数を誇ると言われるMMORPG「World of Warcraft」、そのWoWの世界観を元にしたオンライントレーディングカードゲーム「ハースストーン」といったビッグタイトルのオンラインによる販売とサービスを提供している。

PCだけではなくPlayStation4やXbox Oneでも大人気のOverwatch

グループ企業であるActivision Blizzardが販売する「Destiny 2」も、そのラインナップに入っている。ただし、日本語化されていないタイトルもいくつかあるので、その点は注意が必要だ。

快適に対戦・協力が楽しめるサービスやセールも実施

トップページで、上のタブの「ゲーム」を押せば現在人気のタイトルが表示される。さらにそこで、「その他のゲーム」をクリックすれば、取り扱っている全てのゲームを見ることができる。ここは英語になってしまうが、タイトルを見るだけなら問題はないだろう。

全てのゲームを表示したところ。英語のみではあるが、ゲーム好きなら知らないはずはないタイトルが並んでいる

Battle.netにおいても、SteamやOriginのようにゲームが自動でアップデートされるほか、セーブデータをクラウドにアップロードできる。そのほかにも、マルチプレイを快適に遊べるよう、マッチメイクやソーシャルネットワーク機能などがある。

セールも当然のように実施されており、特に現在(2017年11月24日)は、毎年恒例のブラックフライデーセールが開催中だ。Overwatchが半額となるなど、かなりお得にゲームが購入できる。セールは11月28日16時59分までなので、お早めに。