今や企業の活動において無くてはならないものへとなった様々なITソリューション。日々働いているなかで感じる「こんなものがあったら便利なのに」という想いに応えるサービスも、今回行われた「Japan IT Week 秋 2017」で多数展示されていた。今回ピックアップするネットコムBBの「ZAiSEKI」も“痒いところに手が届く”ソリューションのひとつ。職場で見慣れたアレが、手のひらの中に収まる優れものだ。

Japan IT Week 秋 2017会場内ネットコムBBブースより

"ホワイトボード"をデジタル化

さて、肝心の「ZAiSEKI」。カンタンにその機能を表現すると、スタッフの行動・在席管理でよく利用されているホワイトボードをデジタル化したものだ。外出時や離席して打ち合わせブースに入る際に「○×株式会社△□様訪問 16時戻り」や「打ち合わせスペースA Mtg」のように、“どこでなにを行っており、戻りはいつになるのか”を書き込み、自身の所在はもちろんメンバーの所在・スケジュールを把握できるアナログなホワイトボードを、手持ちのスマートフォンでアプリを起動させわずか2タップで行うことが可能になる。

故に、「あ! ホワイトボードに行き先書き忘れた」、「戻り時間15時としていたけど直接別件の打ち合わせに出かけなきゃ」のように、直接ホワイトボードに記入できないケースであってもスマートフォンでどこからでも自身の予定を書き換えることもできる。わずか2タップで完了するシンプル操作なため手間も少なく、スマートフォンやPCの画面で全スタッフの在席確認が容易に行えるのは利便性が高いのではないだろうか。

写真左が行動入力画面。アプリを起動し本画面で目的に応じたパネルをタップするだけと非常にカンタン。メンバーの在席確認も写真右のように一覧としてチェックすることが可能だ

PCからの在席確認を行うとこのような画面が表示される。写真では予定でグルーピングされているが、先ほどのタブレット端末からチェックしていた様にユーザーごとに表示させることも可能となっている

こちらは[ZAiSEKI]のオフィシャルWebサイト。30名まで無料で利用できるとあって、既に1000社を超える企業で利用されているという。誰もがカンタンに利用でき、リアルタイムで在席情報を共有。しかも、出先であってもスマホからステータス変更することも可能なため無料であってもその利便性は高い

無料から試せるZAiSEKI

しかも、このZAiSEKIの嬉しいポイントは30名まで無料で利活用することができるのだ。30名まで、という制約はあるものの、中小企業や1部署の行動・在席管理であれば十二分に無料の範囲内でカバーすることができるだろう。ちなみに、30名以上300名までの利用であれば1ユーザーにつき100円(税別)という料金で利用することも可能だ。

解説員の方に「他のメンバーのスケジュールを確保する、といったグループウェアのような使い方は可能か?」と話を伺ったところ、「このZAiSEKIは行動・在席管理に特化しているためそのような機能は実装していません。しかし、在席情報の一覧から用件のあるメンバーの連絡先を呼び出しワンタップで電話連絡する、という機能でカバーできる」とのこと。筆者もグループウェアを利活用していた経験があるのだが、メンバーのスケジュールを押さえる場合結局は直接出向く、あるいは内線で確認していたことを思い返すと、なるほどそれでも十分かも知れない、と納得。コストを掛けずに在席管理の悩みをサクッと解決できるネットBBのZAiSEKI。「○○さんはどこに居るの!?」と所在確認で頭を悩ませているのであれば、導入してみてはいかがだろうか。