【レポート】

ボーナスを賢く使って人生の勝ち組に

 

筆者は勝ち組・負け組という言葉はあまり好きではありませんが、幸福のひとつの尺度としてとらえているビジネスパーソンは多いでしょう。そこで本稿では、自分自身が思い描く人生通りに進んでいくことを「勝ち組」としてとらえ、賢いボーナスの活用法を紹介したいと思います。

12月上旬から中旬にかけて冬のボーナスが支給されるという人は多いはず。ボーナスはまとまった収入となりますので、使い方によってその後の人生に違いが出ないとも限りません。

ボーナスは当座の消費に使わない

今は少なくなりましたが、以前は住宅ローンの返済をボーナス併用として、ボーナス月に多く支払う設定にしていたケースが一般的だったように思います。それでも我が家は、30年以上前でしたが初めからボーナスは使わず返済していました。

景気の良い時代、定年まで同じ会社に勤務するのが当たり前の時代はボーナスも安定して期待できたかもしれませんが、本来ボーナスは利益が上がったときの臨時収入です。今ではボーナスのない会社もあり、また景気が不安定で額が少なくなったりするケースもあるでしょう。転職も一般的になれば、ボーナスのない会社に転職する場合もあり、またボーナスは前年度の業績によりますので、前年度は入社していない転職組は業績に寄与していませんのでボーナスがなくて当たり前です。住宅ローン以外にも耐久消費財や旅行などの費用をボーナスからねん出するケースも多かったと思います。

しかし、本来臨時収入ですので、通常の生活に必要なモノや行事への出費は、できるだけ毎月の給与の範囲で賄うのが本来の姿です。ボーナスが以前ほど期待できないばかりか、景気の良かった時代と比較して、消費生活は間違いなく膨らんでいます。消費指数をみると通信費が大きく占めていますが、昔はスマホどころか携帯もありませんでした。毎日電話する恋人同士はいましたが、そうでなければ、本当に必要な時だけ電話する程度で、年賀状を除けば通信費はほぼゼロに近いものでした。消費を絞根努力をして、月々の給与で賄う工夫をしてみてください。そのうえで残ったボーナスを、思い描く人生に向けて活用すれば、消費に消えていた時と比較して、確実に「人生の勝ち組みに近づいていけるはずです。

今まで、ボーナスを当面の消費に充てていた場合は……

今年はもうあと少しですので、予定していたものを取りやめにするのは難しいと思います。もしよく考えて来年以降にできるものや中止にできる予定があれば検討してみましょう。それが単なる消費なのか、将来に役立つ投資なのかを考えてみると、判断しやすいでしょう。また将来の目標や夢がはっきりしている方が、将来への投資のためのモチベーションが高まります。ちょっと恥ずかしいでしょうが、将来の目標は書いて壁に張っておきましょう。アメリカでビッグビジネスに成功された方は、半数以上そうしていたそうです。

来年は月々の収入で収まるように、本当に必要なものかどうか、今あるものを活用できないかなど、計画を立ててみましょう。生活を絞ることも大切です。

ボーナスは将来への投資へ

この場合の投資とは、金融商品への投資という意味だけではありません。むしろ将来をより安定させるための準備、将来より多くの収益を生むための消費と考えてください。もちろん利益は生まなくても自分が望む人生への投資でも構いません。下記に将来への投資の事例を挙げておきますが、特にまだ何も決まっていないのであれば、とりあえず貯蓄して、将来の夢を描いてみましょう。

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将来への投資の事例

・教育資金や老後の資金として貯蓄や投資
・資格試験に必須の講習会の費用とする
・使用目的は定まっていないが、資産形成のために貯蓄、または金融商品を購入
・住まいを購入する予定で、頭金を増やすために貯蓄
・将来、収益物件を購入するための資金とする
・将来開業するための資金とする

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どこまでが通常の生活の範囲で、どこからが将来への準備と考えるかは人それぞれ違うとは思います。大切なのは目先の消費に消えてしまわないようにすることなのです。

将来への投資と言っても、ボーナスは心ウキウキするものです。全額貯蓄となると、少し寂しい気持ちになります。そこでおすすめは、私が実践していた端数を消費に使うというものです38万円のボーナスであれば8万円を消費に使って残りを貯蓄とします。端数が1万円以下の時もあれば、9万円の時もあります。9万円の時はワクワクしますが、1万円で最大限楽しむにはどうすれば…… と考えるのもまた楽しいものです。

<著者プロフィール>

佐藤 章子

一級建築士・ファイナンシャルプランナー(CFP(R)・一級FP技能士)。建設会社や住宅メーカーで設計・商品開発・不動産活用などに従事。2001年に住まいと暮らしのコンサルタント事務所を開業。技術面・経済面双方から住まいづくりをアドバイス。

※画像と本文は関係ありません

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