【レビュー】

愛・トラックボール! ロジクール新製品「MX ERGO」は長く使えて体に優しい

1 ポインティングデバイスの絶滅危惧種

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ロジクールのトラックボールとしては7年ぶり、かつトラックボール初となるフラッグシップシリーズ名「MX」の名を冠した「MX ERGO」は2017年9月22日に発売された

トラックボールをご存知の方はどのぐらいいるだろうか? ……ものすごく乱暴にいうと、手のひら大の容器の上に載せられたボールを手で動かして、ポインタ操作するのがトラックボール。内部にボールが入った容器ごと動かすことで、ポインタ操作するのがマウスだ(が、ボール式のマウスは使用するにつれゴミが溜まって動きが悪くなるため現在は廃れており、今のマウスは光学式やレーザー式などボールのないものが主流)。

つまり読み取り機構が外にあり、直に動かせるのがトラックボール、読み取り機構が中にあり、本体ごと動かすのがマウス(超ざっくりいうと)なのだが、マウスとトラックボールはもたらされるエクスペリエンスも似て非なるものとなっている。

トラックボールがないと仕事ができない人(自分)もいる

マウスは多くのメーカーから多くの製品が販売されているが、トラックボールの現行製品は両手で数えるぐらいしかない。いわば「ポインティングデバイスの絶滅危惧種」だ。ロジクールも以前は複数のトラックボール製品を販売していたが、2010年からはトラックボールマウス「M570」のみとなってしまった。それもいまは販売終了しており、2013年からは代替わりした「M570t」が販売されている。

ロジクールが2010年に発表した親指トラックボール「M570」

トラックボールにも色々な種類があるが、筆者が愛用しているのは、いわゆる"親指トラックボール"。人差し指以降と手のひらでトラックボール本体を保持しつつ、親指でボールを動かすことでポインタを操作するタイプの製品となる(トラックボールには他にも、手のひら全体で大型のボールを回すタイプや、人差し指で動かすタイプなどがある)。

親指トラックボールはマウスと同じように、人差し指や中指などでクリック・ホイール操作ができるため、マウスの操作と親和性が高いことが特徴だ。

今まで筆者が原稿執筆のメインで使っていたのは、2002年8月に発売されたロジクールの親指トラックボール「TrackMan Wheel(ST-65UPi)」で、同社のUSB接続トラックボールとして最後の製品だ。いま、時すでに2017年。この15年の間に本体の塗装は手の熱で剥げ、ボールを支えるゴム部分は削れてゴム足も全部取れているのだが、驚くべきことにまだ現役で活躍している。一度クリックボタンのスイッチ部分が壊れたが、これは自力で交換した。

この9月に、M570以来7年ぶりとなるトラックボール新製品「MX ERGO」が発表されなければあと3年ぐらいは使っていたと思う(実は壊れた時のために、ST-65UPiの新品を屋根裏にストックしている)。

原稿執筆メイン環境を支えていた「ST-65UPi」。使い込みまくりだが、つい先日まで現役で活躍していた

ちなみにST-65UPiの前は「Cordless TrackMan Wheel(ST-64UPi)」を使っていた

マウスの定番スイッチ、オムロンのマイクロスイッチも家にストックしてある。ST-65UPiのスイッチが壊れた時にもこれで交換した(写真は2,000万回の耐久性があるタイプ)

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インデックス

目次
(1) ポインティングデバイスの絶滅危惧種
(2) なぜトラックボールは魅力的なのか
(3) 正統進化の親指トラックボール「MX ERGO」
(4) スイッチの耐久性が前回から3倍以上に
(5) 0度と20度、どっちが使いやすい?
(6) 画竜点睛を欠く!? 「プレシジョンホイール」
(7) 次は2023年? 次世代トラックボールにも期待

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