【レビュー】

ソニー「α7R III」と「FE 24-105mm F4 G OSS」、実機のたっぷり撮影データで見るファーストインプレッション

2 おねーさんにくるっと回ってもらった連続写真

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AFもα9ベースとなっており、低照度時のAF速度アップ、動体追従性能はα7RII比で約2倍。399点像面位相差AFセンサーに加え、コントラストAF425点に多分割化することで、追従性能も大きく向上している。

おねーさんにくるっと回ってもらった連続写真。瞳AFでスタートし、そのまま追従していた。後頭部になると瞳AFから通常のAFにシフト、瞳を検出すると即、瞳AFに戻ると、良好な動き。像面位相差AFセンサー区域外に瞳が出た場合でも、コントラストAF側で追従し続けるのも確認できている(速度は遅くなるが)

ファームウェアはα9ベースになっており、レスポンスもα9と大差がない。撮影あとのプレビュー表示も高速化しており、α7RIIの民であればお約束であった待ち時間が皆無だ。

連写したあとでも、データ表示や設定へのアクセスが可能になっているため、実際に操作してみると、高画素なバランス機という印象を受ける人が多いだろう。それだけフットワークは軽くなっている。メニュー構造において、設定項目がどこにあるか分かりにくいのは従来機と同様ではあるが、マイメニューがあるので、カスタムして対応するといいだろう。

メニューはα9とだいたい同じ。フォーカス関連の機能も同様

異なる部分としては、ピクセルシフト撮影とS-Log3の追加がある。ピクセルシフト撮影は、手ぶれ補正機構を利用して、1ピクセルずつズラしたデータを撮影し、ひとつのデータにまとめるというもの。すでに他社が採用しているため、珍しいものではないが、α7R IIIの高画素性能を活かすために採用されている。

当然だが、撮影時は手ぶれ補正が機能しないほか、わずかな振動の影響も受けるため、使用シーンは限られる。ピクセルシフト撮影をすると、4枚のRAWと合成されたRAW1枚が記録された。ソフトウェア「Image Date Converter」でプレビューは表示されたのだが、うまく出力できなったので、今回は作例を掲載していない。新しいソニー純正アプリケーションである「Imaging Edge」待ちだ。

【左】ピクセルシフト撮影の設定画面。定常光下では1秒~30秒間で撮影間隔を設定可能。ストロボ使用時は1/13が下限であるようだが、試せていない。【右】PPの設定画面。PP10がS-Log3用として用意されている

S-Log3は動画向けに用意されたもの。人によっては(筆者もだが)、PPで色を決めてから撮影、もしくはS-Logで撮影してカラコレというスチルスタイルもあるので、この点はけっこう嬉しい。なお、クリエイティヴスタイルとPPの関係性だが、PPのフロントエンドとしてクリエイティヴスタイルがあるのではなく、それぞれ独立した仕様であるとのこと。

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インデックス

目次
(1) α9の技術や機能をふんだんに投入
(2) おねーさんにくるっと回ってもらった連続写真
(3) 中高感度で性能向上したISO感度をチェック
(4) α7R III、買いか!?
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