【レポート】

工場の離れた場所からUSB経由で補正値入力を可能にする村田機械 - MECT2017

2017年10月18日から21日にかけて愛知県のポートメッセ名古屋にて開催されている西暦奇数年における国内最大規模の工作機械展「メカトロテックジャパン2017(MECT2017)」において、村田機械は最新製品として、正面型CNCターニングセンサ「MD120」の新バージョンとなる「MD120II」や、平行2軸型CNC旋盤「NW35」の実機展示を行っている。

M120IIは、平行2軸旋盤にミーリング機能を搭載し切削加工と穴あけ加工を工程集約するMD120の構造部を改良することで、高剛性、高精度化、ライブツール回転数アップなどの生産性を向上させたもの。アイドルタイム短縮オプションなども搭載可能となっている。

正面型CNCターニングセンサ「MD120」の新バージョン「MD120II」

また、同社ブースでは、Industrial IoT(IIoT)に向けたソリューション「Muratec IoT Solution」や、遠隔地から、工作機械などに設置された各種計測器のデータを取得し、無線経由でホストコンピュータで管理したり、補正値の入力を可能とする「遠隔補正BOX」の紹介なども行われている。

Muratec IoT Solutionは、Muratec IoT for 管理者/作業者/保全者といったユーザーの種類に応じて、必要とする稼働状態の表示や状況に応じたアクションの作成、加工機に設置された複数カメラによるドライブレコーダー機能などを提供するもの。カスタマのERPはもとより、FIELD systemなどのオープンネットワークに接続して活用することが可能となっており、生産性の改善につながる活動のサポートが可能になるという。

「Muratec IoT Solution」のダッシュボード。稼働率や加工機の状況などを把握することができる

一方の遠隔補正BOXは、最大15台までのUSBポートで動作する測定器を接続し、それを無線LAN(有線LANも利用可)を用いて、測定された値を離れた別のホストコンピュータから直接補正することなどを可能とする。工場内部で、USBや無線LANを活用できるのか、という点については、同社はそうした過酷な環境での無線接続のノウハウや、仮想USBポートといった技術を有するサイレックス・テクノロジーを子会社化しており、そうした問題をクリア。すでに国内のカスタマなどで、同サービスを活用してもらっているとのことであった。

画面中央のアンテナを搭載した装置が遠隔補正BOX。パートナー企業の提供する測定器とUSBケーブルで接続され、そのデータを無線LAN経由でホストコンピュータ(今回の展示では左のモノクロモニタのシステム)に送信。ホスト側で、測定器の測定値を直接補正したりするといったことが可能

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