パナソニックは10月18日、「夫婦の家事分担」に関する調査結果を発表した。調査は4月21日~25日、関東(1都6県)・関西(2府4県)・愛知県・福岡県・北海道・宮城県・広島県に在住の30~49歳の既婚男女2,742名(男性1,555名、女性1,187名)を対象に、インターネットで行われた。

"家事は女性の仕事"。一昔前までは当たり前のように言われていたが、女性の社会進出が加速し、共働き世帯が増加するに連れ、男性も家事に参加する時代となった。夫婦共働き時代となった現代、夫婦の家事分担はどのように変化しているのだろうか。早速、調査結果を見ていこう。

夫婦の家事分担、未だ妻が多くを担当

調査ではまず、23種類の家事項目をあげ平日の家事分担を聞くと、共働き家庭でも専業主婦家庭でも、家事は妻が行うことが圧倒的に多い結果となった。

「平日の家事分担の実態」

共働きの妻に、最も負担に感じる家事を聞いたところ、「夕食の用意」(54.9%)がトップに。次いで、「夕食後の後片付け」(54.1%)、「アイロンかけ」(54.8%)、「浴室の掃除」(47.2%)と続いた。

「共働き妻が負担に感じる家事」

最も負担に感じる「夕食」だが、「共働き妻が質にこだわっている家事」(42.5%)でもトップとなっており、逆に、「夕食の用意を夫に負担して欲しい」という妻は、わずか10.3%という結果に。「夕食」は、共働き妻にとって最も負担に感じる家事であるとともに、最も手を抜けない家事で、夫には任せることを諦めてもいる最重要家事であることがわかった。