「M」は未来のライフスタイルへの解答 - 新サービスも多数登場したドコモ新製品発表会

発表会では新製品の紹介に続き、各種サービスのリニューアルや新サービス開始の発表が行われた。

注目は契約者向けサービス「dポイントクラブ」で、「長期間使っているのにおトクが少ない」「ドコモのサービスをたくさん使っているのにおトクが少ない」といったユーザーの声に対応して2018年5月よりリニューアルされる。

利用年数またはdポイント獲得数に応じてステージを設定し、それぞれのステージで月額利用料金を割引する「ずっとドコモ割プラス」が適用されるなど、長期間利用しているユーザーや各種サービスを活用しているユーザーが特典を受けられるようになる(詳細は別記事参照)。dポイント、dケータイ払いプラスに対応する加盟店も順調に増加しており、貯まりやすくなったdポイントを有効活用できそうだ。

対話型アシスタント「AIエージェント」を来春から開始

さらに、各種レンタカー事業者、カーシェアリング事業者、そして個人所有の車から簡単にカーシェア(レンタカー)を利用できるサービス「dカーシェア」や、新たな映像サービス「dTVチャンネル」、新セットトップボックス「ドコモテレビターミナル」と組み合わせれば自宅の大画面テレビでも視聴できる「ひかりTV for docomo」などの新サービスが発表された(詳細は別記事参照。

2018年春より本格的に提供開始予定の「AIエージェントサービス」の紹介も行われた(詳細は別記事参照。音声によるスマートフォンやタブレットの操作を実現した「しゃべってコンシェル」や、NTTグループのAIテクノロジー「corevo」を使った「AIエージェントAPI」を活用し、AIとの対話による先読みや提案が可能な先進的サービスとなる予定で、多数のパートナー企業との連携により実用的なサービスを目指していくという。

その先行的な取り組みとして、「しゃべってコンシェル」の機能拡充を10月下旬から、「dグルメ」や「dリビング」と連携して対話による操作を実現する「おしゃべり」アプリを11月下旬から提供開始する。最近続々と発売され話題を集めているスマートスピーカーと同様、AIを活用した実用的な取り組みといえ、今後の展開にも注目したい。