【レポート】

手作りじゃなくても大丈夫! 管理栄養士が教える子どものおやつの選び方

おやつはどんな風に選べばいいの?(画像はイメージ)

子どもたちが毎日食べるおやつ、どんなものを与えていますか? 際限なくおやつを欲しがったり、食べるおやつにこだわりがあったり……栄養の偏りを心配しているパパ・ママも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、子どものおやつの選び方について、管理栄養士の宇野薫さんに聞きました。

Q.子どもにとっておやつはどのような役割を持つものですか?

子どもにとっての楽しみでもあり、大切な食事の一環でもあります。基本的には朝・昼・晩の食事で、成長や活動に必要な栄養をきちんととることが前提になりますが、そこで不足した分を補うのがおやつです。本来は「補食」と呼ばれています。

Q.子どもがおやつを際限なく欲しがることがあるのですが、あげすぎに注意した方がいいおやつはありますか?

市販のスナック菓子には酸化した油や、塩分が多く含まれているので、過剰な摂取は避けた方がいいでしょう。

また、市販のジュースやお菓子には、砂糖をはじめとする糖分が多く含まれています。甘い食べ物を日常的に多く摂取すると、血糖値が急上昇して糖尿病になるリスクが高まります。他にも虫歯になりやすくなる、依存性が危惧される、肥満になりやすくなるなどの可能性があり、体にさまざまな影響が考えられるので、あげすぎには注意してください。

Q.おやつにおにぎりなどの主食をあげてもいいですか?

食事の時間が遅くなってしまう時など、食事と食事の時間があいてしまう時はおやつに主食をあげてもいいでしょう。ただ、3回の食事をしっかりとるという原則に基づき、その子の食欲や体格、食事の摂取状況などに合わせて量を調節してください。

Q.おやつとして与えるのに、おすすめのメニューはありますか?

チーズやヨーグルトなどの乳製品、とうもろこしやふかし芋、野菜スティックなどの芋・野菜類、そして果物類がおすすめです。毎日手作りでおやつを用意するのは大変ですが、これらのメニューならスーパーでも簡単に買えるので、忙しいパパやママでもすぐに実践できると思います。

Q.どうしても甘いおやつや市販のスナック菓子などを欲しがる場合、どうすればいいですか? アドバイスをお願いします。

塩分や糖分の多いおやつを毎日あげないということが重要だと思います。私自身も週末や外出時などには、ソフトクリームやかき氷などの甘いものを子どもたちに与えることがありますが、特別なものだと話して聞かせています。

子どもが小さいうちは、食べるものを親がコントロールしてあげましょう。おやつを欲しがる子どもに食べ過ぎないよう伝えるのはとても大変だと思いますが、繰り返し言い聞かせることが大切です。小さい頃の食事が、大人になってからの食生活や健康にも大きな影響を与えることを念頭に置いて、おやつ選びを工夫してもらえたらと思います。

管理栄養士 宇野薫

看護師の母、糖尿病の祖父の影響で食事の重要性を痛感。予防医療に貢献したいと管理栄養士を志す。女子栄養大学卒業後、病院、高齢者施設での経験をもとに、疾病予防、アンチエイジングなど、なりたい自分になるための栄養指導に従事している。現在、「子どもの食と栄養」についての講義や、妊婦・女性を対象にした栄養教育に関する研究をする傍ら、聖マリアンナ医科大学東横病院で栄養カウンセリングを担当しているほか、一般社団法人Luvtelliのメンバーとしても活躍。予防医療の中でも、特に"母子健康"に貢献することで、元気な赤ちゃんを1人でも増やせるよう取り組んでいる。2児の母。

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