【レポート】

もうすぐハロウィン! 子どものメイク、どこまでOK? - 小児科医の見解

ハロウィンシーズンが到来し、イベントなどで仮装をする予定の子どもたちも多いと思います。特に女の子であれば、仮装と合わせてメイクをしてあげようかと考えているママもいるのではないでしょうか。そこで今回は、子どものメイクで気をつけたいことについて、小児科医の竹中美恵子先生に聞きました。

子どものメイク、どこまで大丈夫?(画像はイメージ)

Q.口紅やアイシャドウなどの化粧は、子どもの肌にどのような影響を与えますか?

まず前提としてお話しておきたいのが、子どもの肌は未成熟だということです。大人と比べて皮膚が弱くて薄いので、過敏に反応しやすく、刺激を受けやすくなっています。

化粧品に入っている油分は肌を酸化させてしまうものが多く、子どもの肌には刺激が強いといえます。そのため、肌に炎症を起こしてしまう可能性があります。また、肌に残った化粧や、化粧を落とす時の刺激によって、肌にトラブルが起きてしまうこともあります。

Q.マニキュアはどうでしょうか?

爪も肌と同じく、大人と比べて弱いので、ジェルネイルや大人用のマニキュアをするのは危険です。爪が割れてしまったり、はがれてしまったりして、病院へ行かなければならなくなるケースもあります。また、マニキュアをとるための除光液も肌を傷めてしまうため、注意が必要です。

Q.ヘアカラーの影響についても教えてください

染める時に頭皮に液剤が付いてしまうような染め方は、子どもには不向きです。ヘアカラー用の薬剤は肌への負担が大きいものが多いので、炎症を起こしてしまう可能性もあります。

Q.先生ご自身は、低年齢での化粧による症例をみたことがありますか?

化粧ではありませんが、テーマパークで体験できるフェイスシールによる肌の炎症で来院された患者さんがいました。日差しの強い日に長時間貼ったまま過ごし、痒みや湿疹、色素沈着も起こしてしまっていました。また、大きなラメの入った化粧品を使用したことで、目の裏や鼻の奥にラメが詰まってしまった患者さんもいらっしゃいました。

Q.化粧をしても良い年齢の目安などがあれば教えてください

明確にお伝えすることは難しいのですが、肌は20歳くらいまで未成熟と言われています。もしそれまでに化粧をする場合は、子ども用の化粧品を選んだり、化粧をする時間をなるべく短くしたりして、肌への負担を少なくしてあげましょう。

Q.もしどうしても子どもが化粧をする場合は、どのような化粧品を選べばいいですか?

肌トラブルは、肌に残ってしまった化粧品によるものや、落とす時の刺激によるものが多いため、"落としやすい化粧品"を選んでください。マニキュアやヘアカラーは1日だけ使えて、お湯で落ちるようなものを選択しても良いと思います。

多くの肌トラブルは、化粧の仕方や化粧品の選び方などをお母さんが教えてあげることで、防ぐことができます。肌が未成熟なうちは、子ども1人ではなく、親子で化粧を楽しむといいかもしれません。

竹中美恵子先生

小児科医、小児慢性特定疾患指定医、難病指定医。
アナウンサーになりたいと将来の夢を描いていた矢先に、小児科医であった最愛の祖父を亡くし、医師を志す。2009年、金沢医科大学医学部医学科を卒業。広島市立広島市民病院小児科などで勤務した後、自らの子育て経験を生かし、「女医によるファミリークリニック」(広島市南区)を開業。産後の女医のみの、タイムシェアワーキングで運営する先進的な取り組みで注目を集める。
日本小児科学会、日本周産期新生児医学会、日本小児神経学会、日本小児リウマチ学会、日本アレルギー学会、日本小児皮膚科学会に所属。日本周産期新生児医学会認定 新生児蘇生法専門コース認定取得
メディア出演多数。2014年日本助産師学会中国四国支部で特別講演の座長を務める。150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加する「En女医会」に所属。ボランティア活動を通じて、女性として医師としての社会貢献を行っている。
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