【レポート】

グランピングなカプセルホテル!? 秋葉原「グランジット」は仕事にも使える

電気街にオタク文化の拠点等と観光&買い物スポットとして知られる東京・秋葉原は、東京駅から電車で5分というビジネスユーザーにとっても貴重な拠点。それゆえに、秋葉原駅周辺には、さまざまなカプセル・コンパクトホテルが集結している。その中で10月17日、「グランピング」と「トランジット」を掛け合わせたワンランク上を行くカプセルホテルが誕生した。

「GLANSIT AKIHABARA~COMFORT CAPSULE HOTEL~(グランジット アキハバラ~コンフォートカプセルホテル~)」はエントランスからすでに、ラグジュアリー感が漂う

都心の中に出現した自然空間

ホテルの名前は「GLANSIT AKIHABARA~COMFORT CAPSULE HOTEL~(グランジット アキハバラ~コンフォートカプセルホテル~)」。快適な設備のもと優雅に自然を満喫できるぜいたくなキャンプ「グランピング」と、目的地に行く途中で立ち寄ること・中継することの意味である「トランジット」を掛け合わせた造語「グランジット」を店名に用いている。都市活動の拠点を目指したホテルとして、JR「秋葉原駅」から徒歩3分という立地にもこだわった。

運営会社であるバグースがカプセルホテルを展開するのは、この「グランジット アキハバラ」が初となる。同社が今まで展開してきたインターネットカフェやラウンジレストラン等のノウハウを生かし、今後さらに拡大が見込まれるインバウンド需要を取り込むカプセルホテルという新業態を開始。秋葉原を1店舗目として、2020年までに同ブランドのカプセルホテルを首都圏や地方の主要都市に展開していくことを構想している。

訪日外国人に備え、スタッフは英語にも対応する

実際、秋葉原駅周辺には、「安心お宿」や「ファーストキャビン」、女性限定の「秋葉原ベイホテル」など、さまざまなカプセル・コンパクトホテルが出店している。そうした中での差別化として、シンプルだけどぜいたくな空間やサービスを提供するとともに、時間利用も可能なデスク付きの半個室を設けるなど、ビジネス利用を取り込むサービスを展開する。

スムーズなチェックインもサービスのひとつ

上質な空間はフロントからも分かる。空間デザインは「GLAMOROUS co.,ltd.」が担当しており、館内はグランピングからイメージされるアースカラーを基調としている。中央にはシンボルとなる大きなイミテーショングリーンが設置され、グリーンからは木の香りが漂う。自然の中にいるような空間全体がもたらす安らぎに加え、ジャジーなサウンドがラグジュアリーなひとときを演出してくれる。

フロントの中心には、香るシンボルツリーを設置

シューズロッカーの鍵はそのまま部屋の鍵となる。フロントには英語にも対応するスタッフが控えているが、24時間利用できるスマートチェックインシステムでスムーズにサービスを利用することもできる。システムは4カ国語(日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語)に対応し、予約情報を入力して鍵をかざせば、そのままチェックインができる。

シューズロッカーの鍵がそのまま館内で使える鍵になる

スマートチェックインシステムに予約情報を入力し、鍵をかざせばチェックイン完了。外国人のパスポートチェックもこの機械でできる

館内は飲食の持ち込みが自由だが、フロントには軽食やドリンク、快眠グッズ等の自動販売機も設置している。販売でもスムーズなサービスを目指し、対面ではなくあえて自動販売機にしたようだ。また、フロント側には大型クロークがあり、スーツケース等の大きな荷物はここに収納できる。

軽食やドリンク、アメニティーは自動販売機で購入可能

スーツケースなどの大きな荷物はここに預ける

また、館内全てのフロアで高速FREE Wi-Fiが利用可能。携帯電話の充電器の無料レンタル、映画や動画が見放題のタブレットPCも無料レンタルしており、タブレットPCはそのまま各自のカプセルベッド内で楽しめる。

快眠カプセルはマットレスに秘密あり

各フロアは男女別に分けられており、2~9階は男女階層別のベッドルームエリア、10階は女性専用エリア、地下1階は男性専用エリアとなっている。各階はICドアで入場制限の設備を完備。エレベーターも、予約情報を読み込んだシューズロッカーの鍵をエレベーターにかざすと、属性にあった男性または女性フロアのみが選べるようになっており、ひとり利用でも安心だ。

鍵と各階のICドアでフロアの入場制限の設備を完備

男性用カプセル数は96床、女性用カプセル数は32床あり、タイプは2段式の「スタンダードカプセル」(96床)、個室になった「プライベートカプセル」(16床)、サイドデスクと2つのカプセルを備えた「ツインカプセル」(8×2床、男女での利用不可)の3つに分かれている。特にプライベートカプセルはサイドデスクと専用ロッカーを備えた個室タイプで、ビジネス利用にもってこいの空間となっている。

2段式の「スタンダードカプセル」(96床)

サイドデスクと専用ロッカーを備えた「プライベートカプセル」(16床)

サイドデスクと2つのカプセルを備えた「ツインカプセル」(8×2床、男女での利用不可)

カプセルの広さは2.2平米で、長さは約2mとなる。男性が横になっても、窮屈さを感じることなくゆったり過ごせるだろう。それぞれの空間には、電源コンセント&USB差込口を備えており、32インチ(スタンダードカプセルのみ24インチ)のTVも設置している。

カプセル内の広さは2.2平米とゆったりサイズ

TVは可動式

ヘッドフォンも用意

明かりの調整も自由

電源コンセント&USB差込口

寝具にもこだわり、特にマットレスは東京西川と共同開発したオリジナルマットレスを完備している。よく見ると硬さの異なるマットレスを重ねているのだが、この2層構造が体圧分散と寝姿勢保持の機能を高め、快眠をサポートしてくれるという。また、エリア内にはヒーリングミュージックが流れ、入り口を塞いだ状態でもかすかに聞こえてくる。これは、「静か過ぎて自分の音が気になる」ということがないよう、耳障りのいいかすかな音でリラックスできることを狙ったものだ。

バッグに入れてそのまま大浴場へ

また、各自のロッカーには、ルームウェア・バスタオル・フェイスタオル・歯ブラシ・スリッパがセットになって収められている。大浴場は男性・女性専用エリアに設けられているので、バッグに入った状態でそのままエレベーターに向かおう。

香るラウンジでコーヒーを一杯

男性・女性専用エリアには、ラウンジと大浴場、喫煙所があり、女性専用エリアにはパウダーエリアも設置している。備え付けのシャンプーやコンディショナー、ボディソープの他、化粧水やクレンジング等はDHCのもの。ヘアアイロンやヘアドライヤーも無料で借りられる。大浴場の側には有料ランドリーもあるので、連泊でも安心だ。

シャンプーなどはDHCのもの

有料ランドリーも

ラウンジには雑誌や書籍30冊以上を備え、本格コーヒーサーバー、ティーサーバーのドリンクが無料で使用できる。コーヒーの側にはチョコレートとアーモンド、ヘーゼルナッツのシロップが備えられている。ちょっとコーヒーに垂らせばふわりと香り、気分転換にもぴったり。また、ラウンジ内には電子レンジもあるので、コンビニで買ってきたものを温めて食べるということもできる。

男性専用エリアのラウンジ。香りはサンシャイン

男性専用エリアの大浴場

女性専用エリアのラウンジ。香りはサクラ

女性専用エリアの大浴場

女性専用エリアにはパウダーエリアもある

このラウンジもエントランス同様、香る空間となっている。男性専用エリアはサンシャイン、女性専用エリアはサクラをテーマとしており、グリーンを効果的に用いたインテリアと相まって、寛ぎを感じることができるだろう。

コーヒー等のドリンクは好きなだけ

料金は時期によって変動するが、それぞれのタイプは一泊税別3,500円から展開している。また、1時間税別980円から借りられる休憩プランもあるので、ちょっと仕事がしたい、大浴場を使いたい、仮眠をしたい等と、さまざまな用途で利用が可能だ。

現在では2,000円・3,000円という料金で展開しているカプセルホテルもある中で、「グランジット アキハバラ」では上質さを追求しつつもビジネスホテルよりも安価に利用できるという、こだわりを大切にした空間を目指している。都心で自然を感じるという癒やしと眠りの質を買うという意味でも、幅広い層のニーズに応える選択となりそうだ。

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