2020年東京オリンピックに向けたインタラクティブアートも

一方、「The Passions toward 2020」と称したブースでは、2020年の東京オリンピックにスポットを当てる。エンブレムに込められたデザイナーの思いや作成過程の紹介の他、オリンピックをテーマに最新のデジタル技術を駆使して制作されたインタラクティブアートなど体験型の展示が用意されている。また、2016年のリオオリンピックで行われた五輪旗の引き継ぎセレモニー(フラッグハンドオーバーセレモニー)で安倍首相が着用したコスチュームなども展示されている。

2020年東京オリンピックのエンブレムの紹介コーナー。手書きのデッサン画やブロックを用いてその成り立ちを体験できるコーナーも

2016年のリオオリンピックで行われたオリンピック旗の引き継ぎセレモニーで着用された衣装

オリンピックへの"Passion(熱意)"がインタラクティブアートとして目の前の大画面に表示される展示物「みんなの熱が未来をつくる」。センサーが読み取った心拍数と、2020年のオリンピックへの参加意思を画面上に表示された質問に答えるかたちで表明することで"Passion"として数値化されるユニークな試みだ

体験型のインタラクティブアート展示「みんなのピクト」。プロジェクターの前に立って、身体で表現した姿からピクトグラムが自動で作成される

東京以外のオリンピックのエンブレムやマスコット、ピクトグラム

なお、東京オリンピック・パラリンピック開催のそれぞれ1000日前にあたる10月28日と11月29日には「東京オリンピック・パラリンピック1000日前アクティビティ・イベント」も行われる。新グラフィックを担当した組織員会のアートディレクターによる特別講演や、スポーツの魅力をアートとテクノロジーで表現し、観客おt一緒に体験できる映像インスタレーションなどが予定されている。

特別企画展の入場料は無料。パナソニックセンター東京の開館時(10:00~18:00、月曜休館)に自由に見学できる。

東京以外のオリンピックのエンブレムやマスコット、ピクトグラム

特別企画展の会場入口には「Our Passions in 1960」と題したミニ展示も。1960年代に発売されていた(現パナソニックの)白物家電やカラーテレビの1号機など、大阪本社で保管されている製品が今回の企画に合わせて展示されている

パナソニックセンター東京の1階メインフロアでは、「いっしょに TOKYOをつくろう。」プログラムの第1弾である、"スポーツ""文化""教育"の3つのテーマでオリンピック・パラリンピックを体験できる展示も継続開催中だ