みんな大好きロボ大集合

2016年に、IoT&CPSの展示会と大きく舵を切った新生CEATEC。2017年は新しいコンセプトの2年目となる。2016年はテーマを消化するのに手いっぱいという感じだったが、今年はややこなれた印象をうけた。教育用から産業用まで多くのロボットが展示されていたので、各種ロボットを紹介したい。

小学8年生ロボ「TABO8」、予約スタート

プログレス・テクノロジーとバスキュールが開発したTABOをベースに、学習雑誌「小学8年生 特別号」(10月10日に予約開始)の付録となるのが「TABO8」だ。コストを抑えるためにかなりスリムアップされたボディだが、独自のプログラム教材やゲームで遊ぶことができる。

3点のタッチ操作を行うパッドが付いているのがポイントで、iPadに載せればタッチ位置によって位置と角度が分かる仕組みだ。逆にいうと、大型のiPadがないとあまり遊べない(iPhoneでも動くが、本体に乗せて遊ぶのは厳しい)。

プログレス・テクノロジーブースはほとんど「フリーラウンジ」という異色スペースだったので最初は素通りしてしまった。TABO8のミソは、位置検出をiPadのタッチ操作で行うところ。黒い円形の部分でタブレット画面をタッチ(3点)する

iPadの上を実際に動かすデモ。プログラムは右下にあるものでScratch風。小学生でも簡単に扱えるだろう。タブレットの上を動かすとなるとiPadでないと厳しいが、iPhoneでもリモコン動作が可能だ

反則気味にカワイイ「猫ロボット」(ただしシッポだけ)

ユカイ工学で展示されていたのはグレーのクッションのシッポ付……ハテ?

この「Qoobo」はクッション型セラピーロボットで、クッション本体に入っているGセンサーがナデナデを感知、シッポを振ってご機嫌を示す。製品化は未定だが、ペット禁止のアパートやマンションなど、意外な需要が生まれるかもしれない。

シッポロボともいえる「Qoobo」。加速度センサーを使って動きを見ているため、クッションの向きに関係なくシッポが上向きにフリフリ

3日目に行ったところ、CEATEC特別賞の盾が置いてあった。審査員もカワイサにやられたらしい