【レポート】

CEATEC 2017 - 8Kで新たな映像表現の実現を目指すシャープ

2017年10月3~6日にかけて千葉県・幕張メッセにて開催されるCPS/IoT Exhibition「CEATEC JAPAN 2017」にてシャープは、人に寄り添うIoTを具現化する「AIoTワールド」と、8Kエコシステムを具現化する「8Kワールド」の2つをメインテーマに、先端商品や技術、サービスなどの紹介を行っている。

シャープの8Kテレビと8K撮影用カメラ

ブースの半分を占める8Kワールドステージでは、家庭内での利用のみならず、さまざまな用途に向けた8K技術を駆使したディスプレイソリューションなどが紹介されている。例えば、27型8KHDRモニタは、326ppiの高精細のみならず、HDRならびに120Hz駆動によるさまざまなシーンの映像を高画質に表現することが可能であるため、スタジオディスプレイ用途を中心とした高品質な映像が求められる分野への提供が進められている。

放送用マスターモニター・医療・セキュリティなどの用途が想定されている27型8K HDRモニター

また、すでに8Kを用いたソリューションとして、外科手術向けの「内視鏡カメラシステム」や、博物館の所蔵品を高精細カメラで撮影し、コンテンツとして楽しむことができる「8K CGミュージアム」なども展示されている。

8K内視鏡システムのデモ

CGミュージアムはコントローラが置かれており、自分でさまざまな作品を楽しむことも可能。画像の拡大や等身大表示なども可能なため、間違いさがしのように、名画の細かいところを確認したりといったことも可能だ。

8K CGミュージアムのデモ。名画を選んで、拡大したりすることができる

さらに、8Kではないが、60.1型フルHD液晶ディスプレイを2枚使ったロールディスプレイや、独自技術であるFree Form Display(FFD)を用いた車載統合インパネ、ショーウィンドウなどの限られたスペースでの映像投影を可能とするレーザー短焦点プロジェクターといったデモのほか、同社が開発した1008ppiを実現した液晶ディスプレイを搭載したVR視聴システムのデモなども見ることができる。

60.1型フルHD液晶ディスプレイを2枚使ったロールディスプレイ(左)とFFDを用いた車載統合インパネ(右)

レーザー短焦点プロジェクターのデモの様子。ショーウィンドゥの上部にプロジェクターを設置し、ウィンドゥに映像を流している

70型の狭額縁4Kディスプレイ(左)と1008ppiの高精細ディスプレイを搭載したVRシステム

このほか、別のコーナーとしては、同社が培ってきた液晶ディスプレイ技術を応用した「採光システム」のデモなども体験することが可能だ。こちらは、液晶の偏光フィルター技術を用いて、太陽光を地面ではなく、天井に反射させ、室内の照明の補助としようというもの。実際の同社の実験では、約7m×9mの部屋において、部屋全体が明るくなる一方で、年間で4割以上の照明用電力の削減を達成したとのことで、そうした技術の水平展開なども含め、新たな生活シーンの創出などを図っていきたいとしていた。

液晶ディスプレイ技術を応用した採光システムのデモ。左の上段が偏光技術を窓に適用した状態。下段が通常の窓のままの状態。太陽光が床ではなく、天井に向かって、部屋全体が明るくなっていることがわかる。右は実際に体験できるデモで設置されている採光システム。システムといっても、電源は不要なもので、設置するだけで機能する

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