【レポート】

東京とは一味違う? 大阪のディープで不思議な文具店を覗いてみた

 

日本のカルチャーが集まる首都・東京。文房具においても例外ではなく、東京にいれば新製品やレアなアイテム、海外のアイテムも手に入りますし、文房具好きの集まりも頻繁に開催されています。文具店の数も多く、全国展開する大型店から個人で営むこだわりのお店までバリエーション豊か。

ですが、充実した文房具カルチャーに触れられる東京に住んでいてもなお、ひしひしと感じるのが、大阪や神戸、京都といった関西の文房具界隈の勢い。文具店も文具好きのユーザーも、何だか東京とはちょっと違ったパワーを秘めているんです。今回は大阪にしかない個性的な3つの文具店を巡ってご紹介します。

珍しい紙モノがたくさん。オリジナルノートも作れます

まずは、谷町線 谷町六丁目駅にほど近い昔ながらのアーケード商店街にある「紙匠雑貨 エモジ」。

紙問屋さんだった店主が始めた「紙匠雑貨 エモジ」

もともと紙問屋さんだった店主が始めた、紙にとことんこだわった文具店です。

ここでは表紙や中紙を選んで世界に1冊のオリジナルノートを作れるサービスが大人気。ほかにもお店オリジナルの紙モノや他のお店では見かけない珍しいペーパーアイテムが店内にぎゅっと詰め込まれています。

「エモジ」で作ったオリジナルノートと購入した文房具。ノートの表紙は木でできたものをチョイス

中の紙は絵日記風の店舗オリジナルリフィルを選びました

東欧から買い付けた掘り出し物に出会えるかも

「エモジ」にほど近い場所には、チェコやハンガリーといった東欧諸国の雑貨と文房具を集めたお店「CHARKHA(チャルカ)」が。

東欧諸国の雑貨と文房具を集めたお店「CHARKHA(チャルカ)」

店内には、チェコやその周辺の国々を巡って買い付けたアンティークのラベルやポストカード、紙袋や指人形があふれかえっています。ずらっと並んだ引き出しの中にも封筒や切手などがたくさん。まるでチェコの蚤の市に遊びにいった気分になって、掘り出し物を探すことができます。

引き出しを開け閉めしながらお気に入りの紙モノを探します

ちょっとレトロな東欧の雰囲気を再現したお店オリジナルの文房具もたくさんありました。

チェコの紙を使ったものや東欧風デザインのオリジナル文房具たち

見たこともない"ヘブライ文具"がずらり

海外の珍しい文房具に出会いたければ、御堂筋線 中津駅のそばにあるヘブライ雑貨と文房具の店「エフロノット」も外せません。イスラエルやその周辺の国々で買い付けた、日本ではなかなか出会えない文房具の数々にきっと驚くはずです。

ヘブライ雑貨と文房具の店「エフロノット」

お店の中はまるでおもちゃ箱をひっくり返したような雰囲気。そこに見たこともない文房具が所狭しと並んでいます。

私が購入したのは、お尻をノックすると光ってヘブライ語をしゃべるボールペン。何でも、旅の安全を祈願するような意味の言葉をしゃべっているようなのですが……全くわかりません。ちなみにボールペンは回転式です。

ヘブライ語がわかる人はそうそういないと思いますが、購入時に店主の山台さんがどんなアイテムなのか丁寧に解説してくれるので安心して購入できます。その他、イスラエルのシール帳やノートなど、珍しい文房具をたくさん手に入れました。

ちなみに、「エフロノット」とはヘブライ語で「鉛筆」という意味。お店の隣には山台さんのお父さんが集めた1万本以上の古い日本製鉛筆が展示されています。お父さんは古い鉛筆を蒐集するコレクター。なるほど、だからお店では昭和の鉛筆やノートもたくさん売っていたんですね。

どのお店もそれぞれ個性的なのは、店主やスタッフのこだわりが強いからこそ。並んでいる商品が気になったら、是非お店の人にどんなものなのか質問してみてください。思った以上にたくさんのことを教えてくれるはずです。大阪にしかないディープな文具店、覗きにいけばきっと何か面白いものに出会えますよ。

【今回紹介した文具店】
エモジ
CHARKHA/チャルカ
エフロノット

<著者プロフィール>

まき(福島槙子)
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長。文具プランナーとして文房具の情報を発信。その人その人にぴったりの文房具を見つけるお手伝いや、日々の生活に役立つ文房具、主婦目線での文房具の使い方を提案しています。各種メディア・イベントへの出演やコラムの連載も多数。福島槙子公式ブログ

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