(写真左)板垣伸監督、吉岡茉祐、田中美海、奥野香耶、高木美佑

TVアニメ『Wake Up, Girls! 新章』の第一話先行上映会が2017年9月22日(金)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催された。

『Wake Up, Girls! 新章』は10月よりスタートするアニメ「Wake Up, Girls!」シリーズの最新作。第一話先行上映会にはキャストより島田真夢役の吉岡茉祐、岡本未夕役の高木美佑、片山実波役の田中美海、菊間夏夜役の奥野香耶、本作より監督を手がける板垣伸監督らが登壇した。

第一話の先行上映の後、WUGのメンバー4人は、新衣装と作中にも登場したアイテムである揃いのシュシュを身に着けて登場した。上映されたばかりの第1話に関するトークでは、板垣監督はレイアウトへのこだわりや、ダンスシーンで後ろから逆光を受ける絵でステージの怖さを出そうとした意図を説明。吉岡は最初の頃に比べるとアフレコ中にいろいろ考える余裕ができたことで「素直に楽しかった」とアフレコの充実を語った。奥野は、作中で大田組(作品に登場する熱心なWUGファンたち)を叱るお店の人役を、現I-1clubのメンバー・高科里佳役の上田麗奈が演じていたことを紹介。その怒りの表現が好きだというマニアックなポイントをお気に入りにあげていた。

『新章』のほかのキャラクターたちのトークでは、まずはWUGの後輩である新ユニット「Run Girls, Run!」の話題も。「Run Girls, Run!」のメンバーの林鼓子、森嶋優花、厚木那奈美は本作でデビューする新人であるにも関わらず、演技がうまく落ち着いてみえることに先輩のWUGメンバーも驚いたとのこと。初めてできた直接の"後輩"に、探り探りコミュニケーションをとろうとしている様子が伝わってきた。また、大田組メンバーの変わらぬハイテンションと、新作に対する熱意が久しぶりのアフレコの大きな支えになったことも語られていた。

ライブシーンについてのトークでは、現実のWUGメンバーのダンスをモーションキャプチャーでとりこんでいることを紹介。田中は高木のジャンプの大きさや吉岡のダンスのキレが映像で再現されていることを嬉しそうに語っていた。吉岡は、誰かがモーションのキャプチャー中にダンスを間違えた場合は自己申告でリテイクすることを明かしていた。

先日千秋楽を迎えた4thライブツアーの話題で、円陣を組むと気持ちの入り方が違うと話していた吉岡だったが、田中からはそんなセンター・吉岡がライブ前に泣きそうになっていた時もあったことが明かされていた。奥野と高木はメンバーだけでなく、客席のワグナー(ファン)たちとも絆が深まったことを語っていた。

告知のコーナーでは、11月18日にWUG初の上海単独ライブ「Wake Up, Girls!Special Party」の開催を発表。吉岡はWUGの熱量を伝えたいと言葉で伝え、田中はやる気いっぱいのポーズで気持ちを表現していた。

最後の挨拶では、高木はアドリブも頑張りたいと抱負を披露、奥野は『新章』の絵のかわいさと菊間夏夜の新しい表情を見どころに挙げた。田中は片山実波がいつも何かを食べているかわいらしさと、実波が壁にぶつかるかもしれないことをアピール。吉岡は声優ユニットとしても積極的に勝負をしかけていく姿勢を示していた。

トークショーの最後は、板垣監督が「最後まで駆け抜けるつもりで作っています。最後まで楽しんでもらえたらと思います」と締めくくった。

TVアニメ『Wake Up, Girls! 新章』は2017年10月9日よりテレビ東京、仙台放送、AT-Xにて放送開始予定。各詳細はアニメ公式サイトにて。

(C)Green Leaves / Wake Up, Girls!3製作委員会