超薄型ゲーミングPC「Vortex G25」は第8世代Core搭載?

ゲーミングPCで注目なのは、超薄型モデル「Vortex G25」。COMPUTEX TAIPEI 2017でも展示された製品だが、容量わずか2.5lの筐体にデスクトップ向けCPUとGeForce GTX 10シリーズが搭載可能だ。

Vortex G25

ノートPCのようなスリムな筐体を採用する

前面・背面両方にインタフェースを搭載。特に前面のインタフェースは、電源用ポートを含めVRヘッドセット「HTC Vive」の使用に必要なものが揃っており、前面の端子だけでHTC Viveが使用できるようになっている。映像出力は、4K/60Hzの出力が可能なThuderbolt 3に加え、Mini DisplayPort、HDMIの計3系統を備える。

VRヘッドセット向けのインタフェース配置

スリムな筐体を生かして、VRヘッドセットなどと組み合わせて、いわゆるVR体験施設などでの導入を視野に入れている。実際にそうした施設からの問い合わせは多いとのこと。冷却は専用設計の「Cooler Boost TITAN」を採用。2基の大型ファンに加えて、8本のヒートパイプで内部を冷やすとしている。

専用設計の「Cooler Boost TITAN」で排熱を行う

CPUには「第7世代Intel Core i7よりもさらにパフォーマンスが向上した」ものを乗せるとのことで、おそらく第8世代Coreシリーズを搭載するものとみられる。

最新CPUの搭載を予告

X370チップセット搭載のハイエンドマザーボードが9月30日発売

このほか、AMD X370チップセットを搭載したSocket AM4対応ハイエンドマザーボード「X370 GAMING M7 ACK」を9月30日に発売すると発表した。すでに海外では発表済みのモデルで、ヘビーゲーマー向けの「ENTHUSIAST GAMING」シリーズに属している。

X370 GAMING M7 ACK

電源回路は13フェーズ。チップセットのヒートシンクと一体化したM.2スロット用シールド「M.2 Shield FROZR」を搭載する。さらにメモリスロットとPCIe x16スロットは金属で補強した「Steel Armor」を採用する。

13フェーズの電源回路

M.2スロット用のシールド「M.2 Shield FROZR」を採用する

また、ネットワークコントローラとして有線は「Killer E2500」、無線は「Killer Wireless AC 1535」を搭載。これらを連携させて最大1,867Mbpsの通信に対応する「Killer Double Shot Pro」を利用できる。

背面のインタフェース