ハイキングや登山の場合は、どのように歩いたのかという記録を残しておくと、あとあと楽しめる。そこで活躍するのが、位置情報を記録するGPSだ。先に紹介したスマホカメラの位置情報も、基本的にスマホのGPS機能を使って場所を記録している。

スマホのGPS機能を利用するのと、GPS専用機を用意するのと、どちらがいいだろう。最近はスマホのGPSもかなり高精度になっているが、バッテリーの持ちなども考えると、GPS専用機を使う価値はある。今回は3パターンほど試してみた。

スマホアプリ

Google Mapのタイムラインで登山の記録ができるかどうか試してみたが、あまりうまくいかなかった。おすすめは、常にバックグラウンドで動く記録アプリだ(例えばLINEなども、裏側で動作していてメッセージを受信、通知する)。

今回は筆者が普段使っている「山旅ロガー」を使ってみた。名前のごとくAndroid用の登山記録アプリだが、筆者は取材時の移動記録のために普段から利用している。記録したデータはアプリの作者が公開している地図ロイドや、Google Earthで見ることが可能。また、データを出力してGoogle Map上で軌跡を見たり、ブログなどに公開したりもできる。地図に移動ルートを表示して、さらに写真を撮った場所にその写真を貼り付けると、旅の記録が非常にわかりやすくなる。

この日は富士市を出て、アクサダイレクトコーナーに行き、それから富士山の御殿場口に行って帰宅。以下の画像は、山旅ロガーで記録したデータを地図ロイドで見たもの

後日、富士山の須田口、五合目から本八合目まで登山したときの記録。結構いい感じに記録されているように見えるが……(写真上)、本八合目からデータが大きくブレてしまった(写真下)