炭酸飲料、子どもにはいつから飲ませてもいいの?(画像はイメージ)

爽快感がクセになる炭酸飲料。好んで飲んでいるママ・パパも多いのではないでしょうか。しかし子どもが炭酸飲料を飲むとなると、心身の発育にどのような影響があるのか心配になってしまうところです。

今回は、炭酸飲料と子どもの発育の関係性について小児科医の竹中美恵子先生に聞きました。

Q.炭酸飲料を飲むと体にどのような影響がありますか?

甘い炭酸飲料をたくさん飲んでしまうと、糖分のとりすぎが懸念されます。日常的に多量の糖分をとり続けると、糖尿病になってしまう人もいます。

また炭酸飲料を飲んでおなかが膨れてしまい、ご飯が食べられなくなることで、体にとって必要な栄養素がとれなくなってしまうことも。その結果、体の機能や免疫力が低下する可能性もあります。

Q.子どもにとって炭酸飲料を飲むと体にどのような影響がありますか?

糖分が多く含まれている炭酸飲料を日常的に飲むと、虫歯になる可能性は高くなるでしょう。また糖分を多くとりすぎることで、子どもでも糖尿病になる子がいます。

子どもの胃は大人に比べて小さいので、炭酸飲料を飲むことですぐにおなかが膨れてしまい、ご飯が食べられなくなるのも心配です。成長に必要な栄養素がとれないと、十分に発育できない可能性もあります。

Q.炭酸飲料をとりすぎると、骨がもろくなる、発達障害になるなどという話を聞いたことがあるのですが、本当ですか?

これらは、糖分の含まれた炭酸飲料を過剰に摂取した場合に、結果として起こり得る可能性があるものです。少し飲んだからといって心配しすぎる必要はないでしょう。

ただ糖分の多く含まれた飲み物やお菓子ばかり食べていると、食事の量が減ってしまい、体や脳、そして心の発育が十分にできなくなる可能性は考えられます。

バランスよくいろいろなものを食べるのが一番体にとって良いので、炭酸飲料ばかり飲むのは避けた方がいいでしょう。

Q.何歳から炭酸飲料を飲ませてもいいですか?

個人差があるので何歳とははっきり言えませんが、食事がしっかり食べられるようになったら、飲ませても良いでしょう。ただし糖分のとりすぎにならないよう、適量を心がけてください。そして何よりも、食事をしっかりととるのが大前提です。

Q.子どもに飲ませるお勧めの飲み物は何ですか?

乳児に関しては、母乳やミルクが一番ですが、卒乳後はタンパク質の多く含まれている飲み物を飲ませてあげたらいいと思います。例えば牛乳は成長期の子どもたちにもお勧めの飲み物です。ジュースは糖分が非常に多く含まれており、子どもたちの体にとって必要以上の糖分を摂取してしまいがちなので、飲みすぎには注意してあげてくださいね。

竹中美恵子先生

小児科医、小児慢性特定疾患指定医、難病指定医。
アナウンサーになりたいと将来の夢を描いていた矢先に、小児科医であった最愛の祖父を亡くし、医師を志す。2009年、金沢医科大学医学部医学科を卒業。広島市立広島市民病院小児科などで勤務した後、自らの子育て経験を生かし、「女医によるファミリークリニック」(広島市南区)を開業。産後の女医のみの、タイムシェアワーキングで運営する先進的な取り組みで注目を集める。
日本小児科学会、日本周産期新生児医学会、日本小児神経学会、日本小児リウマチ学会所属。日本周産期新生児医学会認定 新生児蘇生法専門コース認定取得
メディア出演多数。2014年日本助産師学会中国四国支部で特別講演の座長を務める。150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加する「En女医会」に所属。ボランティア活動を通じて、女性として医師としての社会貢献を行っている。