スターバックスコーヒージャパンは20日から「スターバックス リワード」と呼ばれるロイヤルティプログラムを開始した。特典内容を見ていくと、よくあるポイントサービスに思えるが、同社にとっては大きな意味を持つ。

スターバックスがロイヤルティプログラム「スターバックス リワード」を開始(画像:スターバックスウェブサイトより)

中身はよくあるポイントサービス?

スターバックス リワードは、商品購入によって付与される「Star」を集めると、様々な特典利用が行えるというものだ。グリーン、ゴールドと2段階制の会員ランクがあり、低位のグリーンでは、新商品の先行購入、コーヒーセミナーの先行予約、限定企画への応募ができたりする。上位のゴールドになると、ドリンクやフード、コーヒー豆など好きな1商品と交換できる「Reward eTicket」がもらえたりする。

「Reward eTicket」には普段オーダーしないようなことにもチャレンジして欲しいという願いも込められているという

この内容を見る限り、他のロイヤルティプログラムとさほど差はなく、目新しさはない。それでも、スターバックスには、大きな意味がある。同社が最も重視しているのは"つながり"だからだ。

スタバの本質はファンビジネス

スターバックスは言うまでもなく、コーヒーショップである。だが、ファンに支えられたファンビジネスの側面もあるのだ。

たとえば、Twitter。フォロワーは約400万人もいる。新商品情報をつぶやけば、多数のファンがアクションを起こす。スターバックスのプリペイドカードとなるスターバックスカードの利用率も20%と非常に高い。スターバックスがいかにファンに支えられたコーヒーショップかがわかる。同社を支えるのは、ロイヤルティの高いファンの存在なのだ。

ファンが多数いるのは、創業以来、"つながり"を重視した経営を行ってきたからにほかならない。顧客、店舗近辺の地域、パートナー(従業員)など、スターバックスに関わる人たちとのつながりを大切にすることが、ビジネスの根幹にあるという考え方だ。

そして、この"つながり"をより広く、深くすることに今回の狙いがある。ロイヤルティプログラムをスタートさせることでひとりでも多くのお客をスターバックスのファンにする。その数が増えれば、増えるほど、データ活用という次のステップに活かせる。