iPhone 8は、プロセッサ、グラフィックス、カメラのセンサーなどはiPhone Xと同じものが搭載されている。A11 Bionicプロセッサは、A10 Fusionよりも効率コアで70%、パフォーマンスコアで25%の性能向上をしており、Apple設計となったグラフィックスチップも30%の高速化を実現している。

実際に手元の iPhone 8でベンチマークをしてみると、Geekbench 4のスコアはシングルコアで4163、マルチコアで8643だった。iPhone 7ではそれぞれ3382と5357だったことから、特にマルチコアでの処理性能が大幅に向上したことが分かる。

例えば非常に高い負荷がかかる拡張現実の3Dゲームであっても、 iPhone 8は難なくこなすだけのパフォーマンスを確保しており、新しい体験を気軽に楽しむために最適な1台、と評価できる。

ARアプリ「Insight Heart」。暗い環境でも、iPhone 8の1台のカメラで拡張現実を確実に楽しめる。このアプリはApple Watchの心拍計と同期し、自分の心臓のリアルタイムの動きを見ることができる

ARアプリ「スカイガイド」。夜空に向けると、その場所に見えている星座が表示される

AppleのAR Kitでは、カメラ1台で空間を認識するため、 iPhone 8 Plusや iPhone Xなどのデュアルカメラを搭載していなくても、快適にARを楽しむことができた。