CFD販売は9月18日、同社が取り扱うPCパーツや周辺機器のメーカー7社が一堂に会し、新製品の紹介やステージイベントを行った。今回は各社のブースに展示されていた気になる新製品を中心にレポートしたい。

ASRock - X299搭載のMini-ITXマザーボードの国内投入も予定

ASRockブースでは、Intel X299やAMD X399を搭載したハイエンドマザーボードを中心に展示。中でも注目は、9月15日に国内投入が発表されたばかりのオーバークロック特化モデル「X299 OC Formula」と、Mini-ITXのX299マザーボード「X299E-ITX/AC」だ。

ASRockブースでは、マザーボードを多数展示

新製品として「X299 OC Formula」と「X299E-ITX/AC」を紹介

「X299 OC Formula」は、世界的オーバークロッカーであるNick Shih氏が設計に携わった製品で、メモリスロットは4基だがDDR4-4800まで空冷で対応するほか、XMP4500モジュールもサポートするという。また、大型のアルミヒートシンクやヒートパイプを採用することで、MOSFETの熱を効率的に冷却するとしている。9月下旬の発売を予定する。

一方の「X299E-ITX/AC」は、COMPUTEX TAIPEI 2017でも展示された製品。Mini-ITXモデルながら、巨大なソケットであるLGA 2066を搭載。しかも、2基の有線LANや無線LAN、ドーターカードを使ってSATA 3.0ポートを実装するなど、まさにASRockらしい"変態"マザーボードに仕上がっている。こちらは11月下旬から12月上旬の発売を目指して調整中だという。

新製品として「X299 OC Formula」と「X299E-ITX/AC」を紹介

ステージイベントでは、ASRockでマーケティング ディレクターを務めるクリス・リー氏が同社マザーボードに搭載された"変態"技術を紹介。「"変態"という言葉は自作PCユーザーからのほめ言葉として受け取っている。特別な製品に搭載するだけでなく、メインストリームの製品にも盛り込むことで性能や安定性を底上げしたい」とアピールした。

ASRockのクリス・リー氏が同社の"変態"マザーボードを紹介

DDR3/DDR4両対応マザーボードやハイエンドのMini-ITXマザーボードなど、これまで投入してきた製品のコンセプト

また、小型ベアボーン「DeskMini GTX」も注目だ。こちらもCOMPUTEX TAIPEI 2017で展示されていたのだが、Mini-STXを一回り大型化した新フォームファクタ"Micro-STX"規格を採用した製品で、ディスクリートGPUとしてNVIDIA GeForce GTX 1080も搭載可能だ。こちらの投入時期は現段階で未定とのこと。

ディスクリートGPUを搭載した「DeskMini GTX」。MXMによりNVIDIA GeForce GTX 1060~1080が搭載可能だ

フォームファクタはMicro-STX、チップセットにIntel Z270を搭載

玄人志向 - 謎のサングラス男がUSB 3.1 Gen2対応ドライブケースを紹介

玄人志向ブースで展示されていたのが、発表されたばかりのUSB 3.1 Gen2対応ドライブケース「GW3.5ACX2-U3.1AC」と「GW2.5ACX2-U3.1AC」だ。「GW3.5ACX2-U3.1AC」は3.5/2.5インチ両対応、「GW2.5ACX2-U3.1AC」は2.5インチのみだがコンパクトサイズの製品となる。

玄人志向ブースでは謎のサングラス男が新製品を紹介

3.5インチ/2.5インチストレージに対応した「GW3.5ACX2-U3.1AC」。背面にUSB 3.1 Gen2 Type-Cコネクタを搭載

2基の2.5インチストレージに対応した「GW2.5ACX2-U3.1AC」。高速インタフェースを生かしてSSDの搭載がオススメだという。カタログ上ではACアダプタでの駆動だが、SSD搭載時にはバスパワーでも駆動できる場合もあるという

いずれも転送速度最大10Gbps(理論値)のUSB 3.1 Gen2をサポート。SINGLE/JBOD/RAID 0/RAID 1をサポートし、用途に合わせて幅広く利用できる。

なお、「GW2.5ACX2-U3.1AC」に関してはスペックではACアダプタでの駆動をうたうが、2.5インチSSD搭載時は非公式ながらバスパワーでの駆動も可能だという。

GALAXとのコラボブランド「GALAKURO」のグラフィックスカードも展示