【レポート】

Steve Jobs Theaterのこけら落としと、ジョブズの思いを受け継ぐApple Park - 松村太郎のApple深読み・先読み

1 Steve Jobs Theaterに込められた想い

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Appleは2017年9月12日、カリフォルニア州クパティーノに新設したApple Parkに世界中のプレスを招き、スペシャルイベントを開催した。数回に分けて、新製品を含むイベントレポートをお届けしていく。まずは、イベントの開催場所となったApple Parkと、小売店の展開についてだ。

Steve Jobs Theater

Appleの新しいキャンパス、Apple Parkは2017年4月から順次従業員の引っ越しが始まっており、1辺1.6kmほどの正方形に近い敷地に建設された施設の使用が開始されている。直径450mの円盤状の社屋に加え、研究開発施設などが作られ、広大な敷地には、カリフォルニアを象徴する植物が植えられ、美しいランドスケープを形成している。

この奥が客席がある

シートは手作りのレザーシート

今回取材陣は、キャンパスのすぐ脇に設置されたビジターセンターから中に入った。5分ほど丘を登っていくと、会場となったSteve Jobs Theaterが見えてくる。Steve Jobs Theaterは、1階部分はガラスの壁面となっており、それだけで屋根を支える構造となっている。床材は近年のApple Storeで使われている白い石材で、少ない光量でも室内を明るく保ってくれる。弧を描くガラスの壁面に沿って階段を降りていくと、奥に広がるのがシアター。1,000人を収容するシアターは意外とコンパクトな印象を与え、プレスに加えて社員も着席し、満席となった。シートは手作りのレザーシートで、ゆったり座れて疲れにくい、という感じだった。ただし、電源などは用意されておらず、非常にシンプルな構成となっている。シアターのロビー部分は、あとから仕切りが解放され、タッチアンドトライコーナーへと変容した。

回転するエレベーター

様々な仕掛けが施されているSteve Jobs Theaterだが、最もユニークだったのは回転するエレベーターだ。地上部分から地下階へと降りるためのエレベーターは透明のチューブ型になっているが、レールがらせん状に敷かれていて、昇降中に180度回転する仕組みを採用していた。

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インデックス

目次
(1) Steve Jobs Theaterに込められた想い
(2) イベントの冒頭は、Steve Jobs氏の言葉から
(3) 小売店は新しいデザインと体験でランドマーク化を急ぐ
(4) Appleという体験と思想を伝える手段に

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