【レポート】

ヴイエムウェアがVMworld 2017のハイライトを解説 - デジタルトランスフォーメーション実現に向けた4つの施策

1 「パブリッククラウドとの連携」「データセンターのモダナイゼーション」

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ヴイエムウェア マーケティング本部 プロダクト マーケティング マネージャ 高橋洋介氏

ヴイエムウェアは9月8日、米国ラスベガスで開催された年次イベント「VMworld 2017」の発表内容に関する説明会を開催した。本誌でも、数々の現地レポートをお送りしてきたが、今年は、「VMware Cloud on AWS」の提供開始、セキュリティソリューション「VMware AppDefense」のリリースなどが注目を集めた。

今年のテーマは「I AM…」だったが、マーケティング本部 プロダクト マーケティング マネージャ高橋洋介氏は、「『I AM』の後には、デジタルビジネスを担うさまざまな人を想定しており、われわれがデジタルビジネスによって世の中を変革していく人を支援するという意思表明の意味が込められている」と語った。

高橋氏は、VMworld 2017で発表された同社のビジョンについて、「『Any Device,Any Application,Any Cloud』というコンセプトは変わらないが、いくつか変わっている点がある。1つはクラウドに、IoTを支えるエッジ・コンピューティングが加わったこと。これに伴い、デバイスにおいても、センサーなどのIoTデバイスが追加されている。また、クラウドにおいて、NFVの推進などを踏まえ、Teleco Networksが加わっている」と説明した。

VMworld 2017で発表されたVMwareのビジョン。IoTとTeleco Networksが追加されている

同社は、デジタルトランスフォーメーションに取り組むにあたって、「データのモダナイゼーション」「パブリッククラウドとの連携」「デジタルワークスペースの実現」「セキュリティの変革」をポイントとして考えており、VMworld 2017ではこれらを具現化する製品やサービスが発表された。

パブリッククラウドとの連携 - VMware Cloud on AWS

昨秋に発表されて以来、いつ提供が行われるのかが注目を集めていた「VMware Cloud on AWS」の提供開始が発表された。VMworld 2017の最大の目玉だったと言える。

「VMware Cloud on AWS」はAWSのベアメタル環境で、「vSphere」「VMware Virtual SAN」「VMware NSX」をオンデマンドで利用できるサービスだ。VMwareの環境から、AWSのネイティブなサービスに直接アクセスすることができる。

なお、「VMware Cloud on AWS」は初期リリースとなっており、現時点ではAWSのUS West regionでのみの提供となっており、国内での提供は未定だ。高橋氏によると、オーダーは10分程度で完了し、環境の払い出しにも2時間程度しかかからないという。

初期リリースについて、国内の顧客としては、野村総合研究所とリコーが導入を決定しているそうだ。

「VMware Cloud on AWS」の概要

続いて、高橋氏はマルチクラウドの一元的な運用管理を実現するSaaS「VMware Cloud Services」を紹介した。同サービスは、「Wavefront by VMware」「VMware Network Insight」「VMware NSX Cloud」「VMware AppDefense」「VMware Discovery」「VMware Cost Insight」から構成される。

これらのサービスによって、「アプリケーションの可用性/パフォーマンスの向上」「アプリケーションとデータの保護」「アプリケーションの可視化とコスト管理」を実現する。

「VMware Cloud Services」の概要

データのモダナイゼーション - Pivotal Container Services

データのモダナイゼーションとしては、統合 SDDC プラットフォーム「VMware Cloud Foundation」のアップデートが紹介された。

今回、富士通との協業拡大を発表。これにより、富士通は2017年度第4四半期からVMwareのクラウドソリューションをクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5」上からグローバル展開していくとともに、VMwareのクラウド基盤プラットフォーム「VMware Cloud Foundation」を含むクラウドサービスとして拡大していく。

続いて、高橋氏は「Pivotal Container Services」を紹介した。これは、Google Container Engine(GKE)とコンスタント互換する VMware vSphereおよび Google Cloud Platform(GCP)上で本番運用を目的としたKubernetesを活用できるようにする製品。

「Pivotal Container Service」」の概要

高橋氏は、Pivotal Container Servicesには、構築と運用の双方においてメリットがあると述べた。

構築においては「マルチクラウド導入支援機能(BOSH)を用いたKubernetesクラスタのシンプルなデプロイ」「Kubernetesクラスタをオンデマンドに調達可能」が、また、運用においては「ヘルスチェックと障害時の自動復旧」「弾力性に富んだK8sクラスタの自動スケーリング」などがメリットとなる。

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目次
(1) 「パブリッククラウドとの連携」「データセンターのモダナイゼーション」
(2) 「デジタルワークスペースの実現」「セキュリティの変革」
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