【レポート】

「Bluetooth mesh」はIoTをどう変える? - 先進事例を公開

Bluetooth SIGのマーケティング バイス・プレジデント ケン・コルドラップ氏

Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は9月8日、都内にて「Bluetooth meshネットワーク技術」についての説明会を行った。

「Bluetooth mesh」は、Bluetoothで多対多通信を可能にする技術。同技術の特長は、デバイス同士の接続によって単一障害点をもたない自己回復ネットワークを構築する信頼性、数千というノードでも産業グレードのパフォーマンスを発揮する拡張性、そして、IoT現場で重要となる既知の攻撃への対策によるセキュリティの高さだとしている。

これらの特長から、同技術は安全かつ高信頼性な相互通信が求められる「ビルオートメーション市場」や「無線センサネットワーク市場」、「資産追跡市場」などへの応用が期待されている。中でも、Bluetoothスマートビルディングは、2022年には年間11億台にまで成長すると予測されているという。同社のマーケティング バイス・プレジデントであるケン・コルドラップ(Ken Koldrup)氏は「まだ市場は若く、meshネットワークによって市場の活発化が進むだろう」とコメントした。

Bluetooth meshの応用が期待される市場

Bluetoothスマートビルディング市場は急速に拡大することが見込まれている

また、同技術を用いた先進事例もいくつか紹介された。例えば、ドコモCS千葉支店では「フリーアドレス採用オフィス」を実現。これは、従業員の位置情報を見える化するもので、働き方改革の一環として行われたものだという。

さらに、大本組土木工事現場では、従業員の入退出を管理し、日報・月報入力と連動させるシステムを導入。従業員の高さ(足場階数)の表示もできるようになった。そのほか、工場内の「台車」の所在や動線を管理するシステムや、台車の遺棄場所をLEDライトで示し誘導するシステムなども紹介された。これらの事例は、Bluetooth meshを用いたビーコン「EXBeacon」を用いるものとなる。

ドコモCS千葉支店の事例

大本組の土木工事現場の事例

なお、Bluetooth SIGはすでに、2017年7月18日にBluetooth meshネットワークの仕様書を公開しているほか、ネットワークのテスト&認証ツールの提供を開始している。

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