【レポート】

「収納スペースが足りない」をスマホで解決、トランクとドコモの提携が生むもの

2 業務提携の真の狙い

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みんなが得する業務提携

さて、ここまでがtrunkの説明だが、業務提携によって、何が起きるのかを見ていこう。まず、ドコモの「dリビング」の新サービスとしてtrunkが本日7日から加わった。リビングは月額450円でハウスクリーニングや生活トラブルサポートを提供するサービスだが、部屋の整理・整頓に関するサービス提供を望む声が多数あったことから、ニーズがあると判断して、サービス拡充することとした。

利用者メリットもある。dリビング会員は、trunk1箱分の保管料が永年無料となる。dリビングの月額利用量が無料となる計算だ。ドコモはこうした施策により、dリビングへの加入者獲得のチャンスの増加、既存会員の解約率の低下が見込める。

2箱目の利用でdポイントを500ポイント付与するキャンペーンも実施。利用者拡大にブーストをかける

トランクにも大きなメリットがある。サービス認知の拡大、利用機会の拡大が考えれるからだ。trunkがスタートしたのは1年ほど前。トランクの松崎早人代表は「口コミ効果で毎月、倍々で増えている」とするものの、まだまだ知られていないサービスだ。そもそもトランクサービス自体、日本では一般的ではなく、大手のドコモがサービス提供をすることで、認知度を拡大する効果が期待できる。「4年で100万箱の利用を目指す」(松崎氏)としており、提携効果で目標に一気に近づきたい考えだ。

もうひとつ、トランクでは一人当たりの利用数は3箱以上、解約率は1%以下。利用者が増えるほど収益は上がりやすくなるようだ。さらに、保管物品が増えれば、物の売買の機会も増えることにも注目しておきたい。

真の狙いは別のところに?

最後にもうひとつ述べておきたいのは、今回の提携が目先のビジネスだけを見たものではないことだ。スマホを活用したトランクサービスはほかにもあるが、提携条件や将来の展望を考えたうえで、ドコモにとってトランクがベストパートナーだったのだという。

新サービスの創出に向けた提携であることが強調された今回の発表会

この先、両社がどんな取組みをしていくのか。現時点で何も明かされていないが、中長期的な取組みとして、「モノ・スペース」のシェアリングを起点とした新たな暮らしのサービスを企画すると発表会で公表されている。果たしてどんな新サービスやビジネスが生まれるのだろうか。

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目次
(1) トランクのビジネスモデルは?
(2) 業務提携の真の狙い
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