AmazonはAlexaは開発キットをいち早く公開しており、「Skills(スキル)」と呼ばれるソフトウェアのプログラムをスピーカーに読み込むことで、クラウドサービスや外部の家電につながってコントロールする機能を増やせる、といったプラットフォームの地ならしに力を入れてきた。その成果が実ったおかげか、IFAにはスマートスピーカーでコントロールできる家電やIoT機器も数多く出展されていた。

IFAの会場にはAmazon Alexaのパートナーが集まるプロモーションブースも登場。開発キットをアピールしていた

中でもヨーロッパの大手白物家電メーカーは力の入れようがすごかった。ボッシュとシーメンス、ドイツの両雄は、冷蔵庫からオーブン、洗濯機にコーヒーメーカーなど、インターネットにつなげてモバイルアプリから操作できる高級モデルを中心に、今年からAlexa対応の機能を加えていく。

ボッシュは既にAlexaとつながるスマート家電を商品として発売している

ボッシュのAlexaでコントロールできるコーヒーマシン

ボッシュのスマート家電は「Home Connect」アプリで動かすこともできる

老舗の高級ブランド、ミーレもAlexa対応に踏み出した

モバイルアプリでできる操作にボイスコントロールが加わるというだけなのかもしれないが、例えばキッチンで料理をしていて、両手が小麦粉にまみれておりスマホに触りたくないとき、「Alexa、オーブンの電源を入れて200度で温めておいて」と話しかけてコントロールできれば、「あら、ベンリ」と感じるに違いない。

日本では高級感ただよう家電ブランドとしてイメージが強いミーレも、やはりオーブンや冷蔵庫などホームネットワークにつながる高級クラスのスマート家電にAlexa対応を広げている。

ミーレはオーブンなどインターネットにつながるスマート家電を揃えてきた

これらドイツに拠点を置く"3大メジャー"のほかにも、冷蔵庫やワインセラーのスペシャリストであるリープヘルも、自社でAlexa対応のスマートスピーカーを企画してまで、ボイスコントロール競争を勝ち抜くための準備を始めた。各ブランドのAIボイスアシスタント対応は、これから急速に広がっていくのではないだろうか。

リープヘルは冷蔵家電とGoogle Assistant、クラウドサービスの連携を強めていく