【レポート】

Apple Watch、ファッション路線か? スポーツ路線か?

1 watchOS 4が暗示していた

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米Appleは9月12日午前10時(日本時間13日午前2時)から、新社屋Apple Park内のスティーブ・ジョブズ・シアターでスペシャルイベントを開催することを発表しました。

次期iPhoneの発表は確定的ですが、同時に新型Apple Watchも登場するともっぱらの噂。新モデルの機能は気になるところですが、それ以上に注目したいのが今後のApple Watchのブランディングです。

現行モデルのApple Watch Series 2

スマートウォッチ界をけん引するAppleがどんなマーケティング戦略を取るかによって、今後のウェアラブルデバイス市場全体の展開が変わると言っても過言ではありません。来る12日のスペシャルイベントを前に、新型Apple Watchの方向性を予測しました。

新型Apple Watchの噂とwatchOS 4の新機能

Bloombergは、新型Apple Watchの大きな目玉として、単体でのLTE通信に対応するセルラーモデルが登場すると報じています。現行モデルでは、iPhoneとワイヤレス接続して音楽アプリやマップを利用したり、メッセージを送ったりしますが、LTEチップを搭載することで、iPhoneがなくともApple Watch単体で多くのタスクを実行できるようになります。

また、iHelp BRが報じたiOS 11開発者向けベータ版の内容から、野球やバスケットボール、ボウリングにダンス、釣りなど、さらに多くのワークアウト項目が追加されると予想されています。

watchOS 4では機械学習を取り入れたSiriのウォッチフェイスが登場

6月のWWDC(世界開発者会議)で発表されたwatchOS 4の新機能も振り返っておきましょう。新OSでは、機械学習や音楽再生機能の強化に加えて、より充実したフィットネス機能が搭載されます。

具体的には、パーソナライズされた目標を届ける「月間チャレンジ」、ワンタップでワークアウトが始められる「クイックスタート」、最も激しい有酸素運動中に消費したカロリーを正確に記録できる「高強度インターバルトレーニング」などです。

GymKitは業界初の機能としてジムに通うApple Watchユーザーをサポートします

注目は有酸素運動器具とデバイスを接続できる「GymKit」の登場です。ジムにあるマシンとユーザーのApple Watchをペアリングすることで、カロリー、距離、速度、登った階数、傾斜、ペースなどをシームレスに同期。正確な測定データを得られるようになります。

有酸素運動器具とのペアリング、早く試してみたい!

スポーツジムといえば、(特に日本では)これまで安全性の観点から、プールでのウェアラブルデバイスの使用が禁止されていました。しかし8月、東急スポーツオアシスは、シリコンバンド使用の条件付きで、プールでのウェアラブルデバイス着用を解禁。それどころか、入会時にApple Watchがセットになった会員プランの提供を新たに始めるなど、積極的な連携が始まりつつあります。おそらくGymKitの発表も後押しとなったのでしょう。

新モデルの噂と、Appleが発表したwatchOS 4の内容だけでも、Apple Watchがスポーツ路線にシフトしていることがわかってきました。では製品以外の市場の動きも分析してみましょう。

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目次
(1) watchOS 4が暗示していた
(2) 存在感の強まるNike
(3) 鮮やかな路線変更に賞賛を
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