モトローラ・モビリティ・ジャパンは9月2日、大阪で「モトローラ・アイデアソンイベント:mods of the future from japan」を開催した。「Moto Mods」の開発支援プログラムの一環で、参加者たちがMoto Modsの新しい使いプロダクトのアイデアを競い合った。

mods of the future from japanの参加者とスタッフによる記念撮影

会場になったのは大阪の本町にある「THE DECK」。大判プリンタや3Dプリンタなども備えたコワーキングスペースだ

「日本らしさ」が審査基準の1つに

Moto Modsは、モトローラのスマートフォン「Moto Z」ファミリー専用の拡張モジュール。スマートフォンの本体背面にマグネットで固定して使うようになっており、背面の接続端子を通じて本体の機能の拡張や、新しい機能の付加が実現できる。

例えば、スタンド付きの高音質スピーカー「JBL SoundBoost」、最長22時間延長が可能な拡張バッテリー「Incipio offGRID PowerPack」、最大70インチ投影に対応するプロジェクター「Moto Insta-Share Projector」、物理シャッターやフラッシュも備えた光学10倍ズーム「Hasselblad True Zoom」など、既に幾つかのMoto Modsが提供されている。

会場後方には既存のMoto Modsも展示

参加者は全部で37名。個人・チーム合わせて当初30名で募集したところ、応募が殺到したため、急遽応募枠を拡大したという。この37名が、参加日当日に4~5人ずつの9チームに分かれ、チームごとに1つのアイデアを出し合ってプレゼンで発表した。

審査員には、Motorola Mobility LLC, Moto Mods担当者のステファン・マクドネル氏と、モトローラ・モビリティ・ジャパンのダニー・アダモポウロス社長が加わり、モトローラのメンターチームと共に厳正な審査を行った。

審査基準は大きく3つ。1つめは商品化が可能かどうかの「実現性」。2つめはユーザーの「問題解決」になるソリューションであること。3つめは日本の市場にアピールできる「日本らしさ」があるかどうかだ。

アイデアソンの開始は午前10:00。参加者同士のアイスブレイク、ブレインストーミングから始まり、昼食を挟んで14:30には全グループがプレゼン用のスライドを提出するという時間制限の厳しい内容だ。プレゼンはアイデアの発表に5分、審査員からの質疑応答に5分が宛てられ、17:00までに全グループがプレゼンを終え、17:30から審査結果発表と論評を行い、18:00過ぎには記念撮影して終了となった。

1つひとつのプレゼンに質疑を加えていくダニー・アダモポウロス社長(左)と、ステファン・マクドネル氏(右)。和気あいあいとしながらも、コストの内訳を突っ込んだり、日本の文化について確認することも