【レポート】

ソニーの「欲しくなる」スマートスピーカーに熱視線! - 新型ウォークマンから超小型カメラまで、IFA 2017ソニーブースの注目製品まとめ

1 完成度の高いスマートスピーカー

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速報にあったとおり、ソニーはドイツ・ベルリンで開催されているエレクトロニクスショー「IFA 2017」のプレイベント期間に、Google アシスタントを搭載するスマートスピーカーや新しいウォークマンなど、新製品を一斉に発表した。本稿では、オーディオ・ビジュアル関連の注目製品を振り返ってみよう。

ソニーの「欲しくなる」スマートスピーカー

ソニー・ヨーロッパ社長の粂川滋氏のプレゼンテーションで、初のスマートスピーカーが紹介された

今年(2017年)のソニーのプレスカンファレンスは平井一夫社長ではなく、ソニー・ヨーロッパ社長の粂川滋氏が壇上に上がり、オーディオ・ビジュアルに関連する取り組みと製品の紹介を担当した。プレゼンテーションの中でも一際注目を集めた製品が、ソニー初となるGoogleアシスタントを搭載するスマートスピーカー「LF-S50G」だ。

本機は国内でも発売が検討されているが詳細は未定。ドイツとフランスは発売自体決まっているものの時期が未定というステータスだ。なお、イギリスでは12月に発売とアナウンスされている。価格はドイツとフランスで230ユーロ、イギリスで200ポンド。日本円だと約3万円前後というところか。

ソニーは、2017年のGoogle I/Oで、Google アシスタントのSDKを使ってスマートスピーカーを開発するパートナー企業として紹介されていたブランドのひとつだったので、今回の発表は想定内ともいえる出来事ではあった。しかし、具体的な製品発表の機会は今回が初めて。何より、ベールを脱いだ製品はソニーらしいエッセンスをたくさん含んだ魅力的なスピーカーだったことから、そのインパクトは非常に大きかった。

では「LF-S50G」のどこが魅力的なのか。いくつかポイントを紹介しよう。

まず、スマートスピーカーのスタンダードな機能「音声コントロール」だけでなく、「ジェスチャーコントロール」にも対応したところが面白い。本体の天面が静電容量方式のセンサーリモコンになっていて、本体と指先の間隔を1cmほど離してホバリングさせると、パネルに触れることなく操作できるのだ。

円形の天面にサークルを描くようになぞるとボリュームのアップダウン、左右方向へのスワイプで曲送り、上方向へのスワイプで再生/一時停止、そして下方向へのスワイプで音声アシスタントが起動する。

通常は「OK,Google」のコールで音声アシスタントが起動するのだが、本機はそれが面倒に感じられる人の気持ちも汲み取ってジェスチャー操作とのハイブリッド方式とした。また、本体フロント側にはデジタル時計が常時表示されている。これで「OK,Google. 今の時刻は?」と声をかける手間が省けるというわけだ。

Google アシスタント対応のスマートスピーカー「LF-S50G」

本体内部には、サブウーファーを下向きに、フルレンジユニットを上向きに装備。対向配置されたスピーカーの真ん中に「ディフューザー」を置いて、それぞれのユニットから出た音を拡散、360度方向に広げる。IFA 2017ソニーブースの試聴室でサウンドを体験したが、広がりがかなり豊かでパワーも十分。ボーカルの明瞭度を上げるためにフルレンジとサブウーファーを組み合わせた効果も現れていた。

デザインも秀逸だ。サイズは「Google Home」よりも少し大きめで、落ち着いたホワイト / ブラック / ブルーの3色で展開される。IPX3相当の防滴仕様なので、キッチンに置いて水しぶきが飛んできても壊れる心配が少ない。

スマートスピーカーなので、家の中のどんな機器やサービスにつないで使えるのかも気がかりなところだ。音楽再生は「Spotify」「Google Play Music」のほか、北米で展開されている「YouTube Music」「Pandora」にも対応する。ヨーロッパで人気の「DEEZER」にも近日対応予定であるほか、無料版「Spotify」との連携も、Google側のソリューションが対応すればできるようになるという。

また、Android TVのプラットフォームを推進するソニーならではだが、「Android TVのコントロール」に対応した。スピーカーに話しかけ、テレビでYouTubeの動画を再生したり、テレビの音量やチャンネルの選局などができるよう開発が進められているという。さすがにHDMI CEC (ブラビアリンクなど)で接続したBDレコーダーの操作まで広げることは難しそうだが。

ほかにも「Chromecast built-in」対応のAV機器と連携したマルチルーム再生を本機でコントロールできるようになる。マイクの感度は普通の家庭環境に置くことを想定し、だいたい5~10mぐらいの距離までコマンドをピックアップできるように設計されている。

今年のIFAでは、いろいろなメーカーがスマートスピーカーを展示しているが、中でもソニーのLF-S50Gは特に仕上がりに期待が持てた。日本でもGoogleが「Google Home」を年末までに発売する計画を明らかにしているが、近いタイミングでソニーの製品も登場すれば、スマートスピーカー市場が一気に盛り上がりそうだ。

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インデックス

目次
(1) 完成度の高いスマートスピーカー
(2) ついに来た、ノイキャン対応の完全ワイヤレスイヤホン
(3) ワイヤレスでも高音質な新ウォークマン
(4) 自信ありげな超小型"サイバーショット"
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