―― 「好きな顔、タイプで探す」というように、好みの見た目で相手を選べることが、他サービスにはないmimiの大きな特徴ですよね。どういう仕組みで好きな顔、タイプの異性を選べるんでしょうか?

mimiでは好みの異性を探せる

馬野:ユーザーが登録した顔写真から、弊社独自の高精度な顔認識システムを用いて、外見を登録・分類します。例えば、「目」だとぱっちり二重/奥二重/たれ目/すっきり一重/切れ長など、細かく分類されます。女性ユーザーから見たときの画面を例に説明すると、トップページで「ぱっちり二重男子」「すっきり一重男子」など、顔パーツから好みの相手を選べるようになっています。

サービスイメージ

―― mimiを使ったところ、「塩顔男子」「しょうゆ顔男子」「ソース顔男子」と調味料で分類されているのも、面白いなと思いました(笑)。

馬野:男性の顔タイプを分類する言葉として、塩/しょうゆ/ソースは定番としてありました。顔のパーツや総合的な印象から、いずれかにカテゴライズできるんです(笑)。一方、女性だとそうやってカテゴライズするのが難しく、あえて「◯◯顔女子」という分け方はしていません。大きく「きれい系」「かわいい系」と分けています。

―― 他にも、「ネコ顔男子」「ヘビ顔男子」など、女性にはない分類がいくつか見受けられました。男女それぞれ、顔タイプを説明したり、分類したりする言葉が違うんですね。それにしても、なぜ「顔」をプッシュすることにしたのでしょうか?

馬野:マッチングサービスを使っていて、異性が出てきたとき、何を基準に選びますか? 何を一番に見ますか?

―― 見た目ですね。言ってしまえば、顔です。ただ、カッコいいか、かわいいか、というより、「自分の好みの範疇に入るかどうか」を判断していると思います。

馬野:ですよね。もちろんプロフィールも見ますが、やはり最初は、自分の好みの顔かどうか、なんです。その後、実際に付き合っていくかどうかは、会ってコミュニケーションをとってみてわかる相性次第。相性は僕たち運営側が操作できるものではないですが、恋愛が始まるきっかけとなる、その人好みの異性を表示し、マッチング率を上げることはできます。

―― 確かに。