【レポート】

三軒茶屋「立ち食いジンギスカン はや川」でジューシーな肉を1人で満喫した

北海道に行ったら真っ先に浮かぶ食べたいもの、それはジンギスカン。ビール片手にみんなでわいわい、たらふく肉を食べるシーンを妄想するだけでよだれが出そうだ。でも、北海道に行く機会もなければお金もない、ましてやわいわいする仲間もいないよ……なんて、そんな"レペゼンおひとりさま"な俺のためなのか? 三軒茶屋に「立ち食いジンギスカン はや川」(東京都世田谷区)なるお店があると聞いて、早速行ってみた。

「立ち食いジンギスカン はや川」(東京都世田谷区)は、三軒茶屋駅からすぐの「すずらん通り」にある

美人店主の待つカウンターへ行こう

東京メトロ半蔵門線「三軒茶屋駅」から歩いて1分ほどの飲食店が立ち並ぶ「すずらん通り」にあるのが「立ち食いジンギスカン はや川」。開店したのは2015年という、まだまだ新しいお店だ。勝手なイメージで、いかついおじさんがやっているお店かと思っていたのだが、店長さんは女性の國分紅音さん。「私がカウンターに立っていると入りやすいのか、女性のお客さんが増えましたね」と笑う國分店長は明るく元気で接客業が天職っていう感じ! カウンター越しにお客さんと話すことも多いそうだ。

店長&看板娘の國分紅音さん。ちなみに「どちらかというと、ラムよりマトンの方が身がしまっていて好き」だそうです

なにしろ店内は決して広くはない、ていうかぶっちゃけ狭い。基本はカウンター席のみで8席だということだが、最近はお客さん同士で譲り合って席を詰めてくれるため、10人くらい入ることもできるようだ。また、店外にも席があるので、外から見て混み合っていても諦めずに入ってみると良いかもしれない。

カウンターのみだが回転は良いようだ。お客さんのピークは、20時くらいとのこと

國分店長によると、「立ち食いのジンギスカンが世界にないから」との理由で作られた店だというが、そもそもどうしてジンギスカンの店をやりたかったのかというと、「オーナーがジンギスカンでダイエットに成功したからですね(笑)。それと私もお店の立ち上げをしたスタッフも、もともとジンギスカンが好きなので」とのこと。やっぱりジンギスカンって食べたら痩せられるのか!? ますます興味が増してきた。

「羊肉」と書いて、"ラム"と読むんだっちゃ

氷温熟成させたラム肉&マトンに舌鼓

ということで、定番人気メニューの「はや川盛り」(税別800円)をオーダー。ラム肉とマトンが4枚ずつと、野菜盛りのセットだ。まずは七輪の上にジンギスカン鍋がセッティングされて、野菜盛り(エノキ、豆苗、もやし、たまねぎ)がやってきた。

おなじみのジンギスカン鍋がカウンターに並ぶ

ジンギスカンに欠かせない野菜も新鮮でおいしい

続いて、ラム肉とマトンが4枚ずつ盛られた皿が登場。さて、どうやって食べていけばいいんだ? ジンギスカンを食べるのは数年振りの筆者がオタオタしていると、國分店長がテキパキともやしをグルっと敷き詰め、その上から豆苗、真ん中にお肉を乗せてくれた。優しい! 通常はお客さんに自分で焼いてもらうので、お間違えないように。

肉に下味を付けてから提供される

アワアワしていたら店長が焼いてくれました

とはいえ、ジンギスカンに慣れていない人は気軽においしい食べ方を聞いてみよう。お肉は、表面を焼いてちょっと中が赤いくらいで大丈夫。あまり焼き過ぎると味を損なってしまうようだ。鉄鍋から取り、特製のたれをつけて食べると、実に柔らかくておいしい! 適度に噛み応えもあり、噛むごとにうま味が口中に広がる。淡泊な野菜も時折挟みながら食べると、どんどん箸が進む。

こういうのって焼いてる間が楽しいよね~! あー、ビール飲みてえ~

肉は結構厚めに切られていて、食べ応えあり

肉の下味に使われているのは能登半島の竹炭塩で、舐めてみると上品なうま味を感じられた。この竹炭塩、なんと1キロあたり約7,000円もするものなんだとか。こだわってるなあ。どうりで口の中で何度も反芻したくなるほど、うま味が濃厚だ。

さっと表面を焼くくらいで食べられるのも新鮮だからこそ

肉のうま味を引きだす名脇役「能登半島の竹炭塩」。1キロ7千円で、脇役にしては高えぇ! でもうめえぇ!

そういえば、ジンギスカンってたいてい「臭み」っていうワードが必ず出てくるけど、そもそも羊の肉って臭みがそんなにあるものなのだろうか? 國分店長によると、その答えは「結構癖があるというか、獣臭があるんですよ。それで好き嫌いが分かれると思います。うちの場合、ジンギスカンが食べられない人が、すごくジンギスカンが好きな人に連れられてくることが多くて、食べてみたら"おいしい"って好きになるお客さんもいます」だそうだ。

常連さんに愛されていることがわかるボード

苦手だったものが食べられるようになるってすごいな~。確かに「立ち食いジンギスカン はや川」の肉は、臭みをまったく感じない。ニュージーランド産やオーストラリア産のものを使っているそうだが、冷凍で仕入れる店もある中、「はや川」はチルドで仕入れており、氷温熟成させてから出すことでうま味や甘みを増しているのだそうだ。もともとの肉の新鮮さがおいしさの秘訣ということなのだ。

手前がラム、奥がマトン

ちなみに人気ナンバーワンは、生ラム・マトン・肩ロース・厚切りタンの各4枚と野菜盛りのセットメニュー「スペシャルはや川盛り」(税別1,800円)。また、単品のメニューも豊富なので、「はや川盛り」を頼んで単品の肉を追加する人も多いようだ。1番人気の部位だという肩ロースをはじめ、タン、レバーなどの他、ソーセージ、カレー、ラムを使ったひじきやきんぴらまで用意されている。

肩ロースは柔らかくて、単品の部位では1番人気。色んな塩との相性もよし

特製のたれがこれまたおいしい

さらに「脳みそ」もあるそう。の、脳みそ!? 「白子みたいな感じでよく出ますよ。みなさん結構、怖い物見たさみたいな感じで注文されますね(笑)」とのことなので、酒が好きな人はおつまみに頼んでみるとよいかもしれない。ちなみにお酒はホッピーが1番人気だそうだが、中と外のセットで頼むと税別700円で、中3杯分がついてくるという。じゃんじゃんおかわりしちゃう人にはかなりお得だ。

サービスで出していただいたニンニクのホイル焼き。ホクホクして美味しいぞ!

もやし1つとってもこだわっているところが人気の秘訣

土日祝日は昼の営業もあり(12時から)、年中無休。一部ネット情報で水曜定休となっているが、現在は年中無休なのでお間違いなく、とのこと。ジンギスカンってみんなで囲んでわいわいしながら食べるイメージがあったけど、おひとりさまでもこんなに気軽に食べられるジンギスカンがあるなら、常連になってしまうのも頷ける。店内で肉を頬張りつつ、見知らぬ者同士で会話も弾みそうだ。三軒茶屋を訪れた際にはぜひ足を運んでみてほしい。

同店では、毎月29日に肉の日イベントとして、生ラム、マトンをはじめその日限定で仕入れるスペアリブ含む7種類が全て税別290円、第2と月末の金曜日には税別1,500円で生ラムマトン食べ放題を行っている。また、7月19日には西荻窪に新店舗「ジンギスカン 禅~ZEN~」(東京都杉並区)もオープン。こちらは着席スタイルもありだそうで、併せてチェックしてみてほしい。

●information
立ち食いジンギスカン はや川
住所: 東京都世田谷区太子堂4-23-5
営業時間:月~木 17時~24時
     金 17時~25時
     土日祝 12時~24時
定休日: 年中無休

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