あくまでも個人的にですが、携帯情報端末に物理QWERTYキーは必需品だと考えています。「ゾンビ打 FLICK OF THE DEAD」で練習したワタシは、スマホネイティブ世代並みのスピードでフリック入力可能ですが、どうしてもフリック入力の際にほんのわずかな時間考えてしまいます。言葉が自然に出て行かないもどかしさがあるんですね。

ワタシにとって物理QWERTYキーによるローマ字入力はもう長年使い続けているので、脳に専用入力回路が組み込まれているのでしょう。大げさに言えば、ローマ字の組み合わせが頭に浮かぶ前にキーを打ち始めているような感覚で文字入力できます。

BlackBerry KEYoneの物理QWERTYキーは実測70×27mmのスペースに35個のキーが押し込まれていますが、実に秀逸な出来です。BlackBerry端末ならではの安定の完成度と言ったところで、固さ、形状が絶妙。身長185センチ、体重0.1トンの筆者でも、ふたつのキーを同時に押してしまうことはほとんどありません。絶対ないとは言いません、人間だもの。

BlackBerry端末のキーは単なる平面ではありません。キーよりはるかに太い指でも確実にひとつのキーを押せるように、考え抜かれた形状が採用されています

このとおりBlackBerry KEYoneのキーは、親指ひとつで4つぐらい隠れてしまうほど小さいのですが、難なくひとつのキーだけを入力できます

スペースキーには指紋認証センサーが組み込まれています。スペースキーを登録した指で押すだけでロックを解除できます

ちょっと唐突ですが、これはPalm社が2003年に発売した携帯情報端末「Tungsten C」。筆者はこのぐらいの時代から物理QWERTYキー搭載端末にドハマリし、CLIE、W-ZERO3,Linux Zaurusなどなどなどを愛用してきました