フィリップスから去る7月25日に発表された充電式電動歯ブラシ「ソニッケアー」の新モデルに関して、発表会&体験会が開催された。3つの新モデルが登場したが、そのうち目玉となるのは、最上位機種となる「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート」だ。

ソニッケアー ダイヤモンドグリーン スマート

発売は9月1日で、価格はオープン。推定市場価格(いかすべて税別)は、本体カラーがルナーブルーでブラシヘッドホルダー付きの「HX9964/55」39,800円前後、本体カラーがホワイトの「HX9934/05」とブラックの「HX9934/15」が36,800円前後となる。3モデルとも機能性能上の違いはない。

ゴージャス感のあるHX9964/55

ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマートは、付属する4種類のブラシヘッド(歯垢除去、歯ぐきケア、ステイン除去、舌ケア)を自動認識。ブラシヘッドをハンドルに付け替えると、自動的に最適のモードや強さでブラッシングを行う。また、ブラッシング時間やブラッシングの際の圧力から、ブラシヘッドの蓄積したダメージを算出し、最も適した交換時期が来たときにお知らせする。

ブラシヘッドにマイクロチップを内蔵し、どのブラシヘッドを挿したか自動判別。ブラシヘッドに応じたモードや強さを自動的に設定

ブラッシングの利用状況に応じてブラシヘッドの交換時期をランプの点灯で通知

もう一つ特筆したいのが、スマートフォン向けの専用アプリ「Philips Sonicareアプリ」だ。本体とBluetoothで連動し、本体内蔵のスマートセンサーが検知したブラッシングの癖や状態に合わせて、より上手なブラッシングをガイドする。

例えば、ブラシを歯に強く押し付けすぎていると、もっと弱く当てるように注意したりする。毎日のブラッシング状況を記録し、ユーザーそれぞれの歯の状況に合わせたオーラルケアをサポートしてくれるわけだ。

フィリップスのオーラルケア担当の河本幸子氏は「アプリには、普段利用している歯科医の連絡先を登録して、スケジュール管理して予約の連絡を促すといったことも可能です。健康な歯の維持にぜひ役立ててください」と話す。

スマートフォンにインストールしたPhilips Sonicareアプリと連動して、ブラッシング状況の確認や、ブラッシング指導を行う

虫歯や出血がある場合は、問題の場所を設定しておける。すると、それを考慮したブラッシングを指導

ブラッシングに力を入れすぎると、力を弱めるように本体のLEDランプが光り、アプリ上でも注意を促す

フィリップスの河本幸子マーケティングマネージャー

同時に、初心者向けの充電式電動歯ブラシ「ソニッケアー クリーンケアー」と、水流で歯間の歯垢を除去できる「ソニッケアー エアーフロス ウルトラ」も発売する。これらも発売は9月1日で、価格はすべてオープン。

ソニッケアー クリーンケアーは3色展開し、ライトブルーの「HX3293/07」、フレッシュグリーンの「HX3293/32」、ピンクの「HX3293/42」となる。推定市場価格は3,980円前後。初心者でも操作に迷わないよう、ボタンをOn/Offの1つのみにしている。

ソニッケアー エアーフロス ウルトラ「HX8632/01」の推定市場価格は18,800円前後だ。一般的なデンタルフロスは、手で歯間に入れて上手に使うには慣れが必要なので、なんとなく面倒という向きにもオススメ。水だけでなくマウスウォッシュも利用できる。

ソニッケアー クリーンケアー HX3293/07(ライトブルー)

ソニッケアー エアーフロス ウルトラ HX8632/01