ミルコンテナでは乾燥大豆をきな粉にしてみましたが、見事に市販のものとは遜色のないきな粉ができました。また、出来上がったきな粉に、粉状にしたコーヒー豆、氷、牛乳を加えてブレンダーで撹拌すると、スターバックス風のシャリシャリとしたドリンクが完成。きな粉とコーヒー豆、いずれも挽き立ての香りを楽しめて、大満足の仕上がりとなりました。

市販のものと変わらないサラサラ粒子の自家製きな粉があっと言う間に。生のままよりも軽く炒ったほうが香ばしく風味豊かなきな粉になります!

スターバックスにありそう? な和風のシャリシャリドリンク。アーモンドミルクと同じ容量の豆乳を加えても作れます

米粉も簡単に作れます。米粉は揚げ衣として小麦粉や片栗粉の代わりになり、かつ低糖質で美味しいので、家庭で使いたい分だけ手作りできるのはとても便利です。

どの家庭にもあるお米があっと言う間に米粉に。玄米などアレンジを加えた自家製米粉もよさそうです

その他、昆布や乾物のシイタケ、いりこなどを粉砕しただし粉や、ふりかけ、七味唐辛子、ハーブソルトなど、あらゆる「自家製」を楽しめます。コーヒー豆のミルとしても利用可能です。

こんぶやいりこ、シイタケといった乾物を適当に入れて粉砕。粉末だしとして、そのままスープや味噌汁の出汁に使えます

自家製の七味唐辛子。赤唐辛子や山椒、桂皮、ゴマなどお好みで何でも入れて粉砕! 今回は桂皮の代用で乾燥したゆずの皮を利用しました。挽き立ての七味唐辛子は市販のものよりかなりスパイシー!

岩塩に、粒コショウ、ハーブを好みで混ぜ合わせて粉砕した自家製ハーブソルトもオススメ。挽き立ての味わいはもちろん、オリジナルブレンドを作る楽しさも!

ひと通り試してみて感心したのは、お手入れのしやすさでした。コンテナが軽くてコンパクトなので、本体との着脱が簡単。洗う際にはカッター部分とゴムパッキンに分解できて、着脱もワンタッチでできます。これだけ手軽だと洗浄する手間がめんどうに感じにくいです。日常的に使うには大事なポイントだと思います。

ブレンダー用とミル用の2つのコンテナは、どちらもカップ部分とカッターに分解できるので洗いやすい!

ブレンダー用のコンテナのフタの部分の真ん中にはキャップがあり、食材を追加で投入する際にも便利です

このように、家庭にブレンダーが1つあるだけで、食生活がとても充実します。毎日使うには、性能や品質と同じくらい、使い勝手や手入れのしやすさが重要。そんな中、ドイツ品質を日本の家庭向けに最適化したというコンパクト3は、必要な機能と装備品をうまく絞った良品でした。実売7,000円前後というお手頃価格で豊かな食生活が手に入る、試す価値ありのブレンダーです。