【レポート】

ゴルフ、英会話、料理? 社長に聞くライザップ多角化の真意

1 “人は変われる”を標榜、学生時代の原体験が理念に

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完全個室のプライベートジムで急拡大し、最近では意外な買収案件や事業の多角化などの動きも目立つRIZAPグループ(以下、ライザップ)。この会社は何を目指し、どこへ向かっているのか。グループを率いる瀬戸健社長に詳しく聞いてきた。

プライベートジムで急拡大したライザップ(画像提供:RIZAPグループ)

ライザップ誕生の発端は2つの体験

「理念は、“人は変われる”を証明することです」(以下、発言は瀬戸社長)。瀬戸社長が事業を興したのも、ライザップが様々な業種に多角化していくのも、全てがこの理念に基づく動きだ。拡大していくライザップを見るときに、横串として意識すべき言葉だと言える。

そもそも瀬戸社長がビジネスの世界に飛び込んだのは、2つの体験が発端となっている。高校時代、付き合っていた彼女のダイエットに寄り添い、後にプライベートジムの代名詞となるトレーナーも真っ青な励ましと指導を行ったことで、彼女が痩せて、自信を持つようになったことが1つ。そして、自信を深めた彼女が瀬戸社長のもとから去っていった時、一念発起して勉強を始め、高校卒業後は定職についていなかった瀬戸社長自身が大学入学を果たしたことが2つ目だ。これらの体験により、瀬戸社長は“人は変われる”ということに対して確信を深めた。

高校時代の成績表を手にするRIZAPグループの瀬戸社長。彼女と別れた後に大学入学を目指した瀬戸社長だが、高校時代は本人いわく“落ちこぼれ”で、3年生の時には同学年391人のうち388番という成績を収めたこともあるという

ジムの会員は累計8万人に

その後、瀬戸社長は豆乳クッキーダイエットの会社でビジネスをスタートさせ、トレーニングジムでは急激な事業拡大に成功する。2012年度に10カ所だったジムは2016年度終了時点で120カ所に到達し、ジム単体の売上高は2014年度の108億円が2016年度には232億円と2倍以上に増えた。会員数は累計8万人を突破。今も1万数千人のアクティブ会員を抱える。

ジムは2017年度中に60店舗の拡大を計画しており、1店舗あたり売上高は1.2倍以上を目指す。このように順調なジムを運営する傍ら、ライザップは新規事業の育成を急ぐ。ジムの次は、「RIZAP GOLF(ゴルフ)」「RIZAP ENGLISH(英会話)」「RIZAP COOK(料理教室)」「RIZAP KIDS(子供向けに展開する運動教室のようなもの)」で仕掛ける。

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インデックス

目次
(1) “人は変われる”を標榜、学生時代の原体験が理念に
(2) 攻略するのは「三日坊主市場」
(3) 自己投資産業に特化、ビッグデータの活用も
(4) ライザップ経済圏の構築に向けて
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