デルのプレミアムPC「XPS」シリーズ。性能はもちろんのこと、デザインや質感、ディスプレイの表示品質など、あらゆる点にこだわって開発された製品だ。その内の1つ「XPS 15」は同シリーズのノートPCとして最大の15.6型ディスプレイを搭載するほか、4コアCPUやディスクリート(外付け)GPUによって高いパフォーマンスを備える。今回は、そのXPS 15の最新モデルから、日本国内ではスタンダードモデルとなる「XPS 15 プラチナ」を紹介する。

XPS 15 プラチナ

さて、「XPS」におけるノートPCとして現在3製品がラインナップされている。まずは13.3型クラムシェルモデル「XPS 13」、続いて13.3型2in1モデル「XPS 13 2-in-1」、15.6型の「XPS 15」だ。

簡単に特徴をまとめると、U型番のCore iシリーズを搭載し、性能と持ち運び安さのバランスが最も良いのが「XPS 13」、タブレットのようにも使える柔軟性やペン入力に対応する「XPS 13 2-in-1」、大画面と高い性能の「XPS 15」となる。

XPSのノートPCラインナップ

いずれの製品にも共通している特徴は、アルミ削り出しで質感が高くスリムな本体ボディ、そしてデルが「InfinityEdge」と呼ぶ狭ベゼルのディスプレイだ。この狭ベゼルディスプレイは昨今のPCにおけるトレンドの1つだが、デルは以前から狭ベゼル化に取り組んできた。単純に見栄えがいいことに加えて、本体サイズ(低面積)の削減、あるいは従来の本体サイズでディスプレイの大型化を実現した。

試用した「XPS 15」の2017年モデルは、CPUに第7世代Intel Core i7-7700HQを採用する。これは4コア/8スレッドのCPUで、一般的な薄型ノートPC向けのU型番、あるいは2in1 PCで採用例が多いY型番のものよりも消費電力は高いが、その分性能も非常に高く、ゲーミングノートPCにも搭載されている。

また「XPS 15」は、グラフィックスとしてCPUの内蔵グラフィックスではなく、外付けGPUを搭載する点も特徴として挙げられるが、2017年モデルではGPUを"Pascal"世代に刷新し、NVIDIA GeForce GTX 1050を採用する。

なお、海外ではCPUやメモリ、ストレージ容量、指紋リーダーの有無などで4種類のベースモデルがあるが、日本国内では8GBメモリ/256GB PCIe SSD/フルHDディスプレイの「プラチナ」モデルと、16GBメモリ/512GB PCIe SSD/タッチ対応4KIGZOディスプレイの「プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル」モデルの2種類のみとなっている。メモリは別売りのオプションで増設が可能なので、ストレージ容量とディスプレイの解像度で選択するといいだろう。今回は「プラチナ」モデルを試用した。

製品名 XPS 15 プラチナ XPS 15 プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル
CPU Intel Core i7-7700HQ Intel Core i7-7700HQ
メモリ 8GB DDR4-2400MHz(最大32GB) 8GB DDR4-2400MHz(最大32GB)
ストレージ 256GB PCIe SSD 512GB PCIe SSD
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1050 4GB NVIDIA GeForce GTX 1050 4GB
ディスプレイ 15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶 タッチ対応15.6型4K(3,840×2,160ドット)IGZO液晶
バッテリー 56Whr 97Whr
OS Windows 10 Home 64bit Windows 10 Home 64bit
直販価格 税別179,980円 税別239,980円