【レポート】

初公開のINFOBARコンセプト、幻のtalby 2を展示 - "デザインケータイ"の歴史を振り返る「ケータイの形態学 展」

KDDIは7月21日より、au Design project 15周年を記念した展覧会「ケータイの形態学 展 - The morphology of mobile phones -」を開催する。会期は7月21日~31日、会場は東京都・千代田区のGOOD DESIGN Marunouchi。入場無料。

「au Design project」始動時に作られたプロトタイプ

同展は、2001年から始動し、「デザインケータイ」というジャンルを生み出した「au Design project」とその精神を継承した「iida」ブランドが、2017年5月に15周年を迎えたことを記念して開催されている。携帯電話・スマートフォン(コンセプトモデルおよび量産モデル)約70点を中心に、カタログやポスター、コンセプトムービーも公開する。

INFOBARと並んで「デザインケータイ」のブームを支えた「talby」のコンセプトモデル

人気デザインケータイのスマホモデル「talby 2」は、開発中に東日本大震災が発生し、そのあおりを受けてプロジェクトが中止された

「au Design project」関連のモックアップ、コンセプトモデルの露出は過去にもあったが、今回初めて公開されるコンセプトモデルも展示されている。例えば、iidaブランドのフィーチャーフォン「G11」の後継機としてデザインされたものの、世に出ることの無かった「G13 concept」、INFORBARのスマートフォン版「A01」リリース前に検討されていたもののお蔵入りとなった「INFOBAR family concept」などがそれにあたる。

qwertyキーボードを備えたau初のAndroid端末として企画された「SUPER INFOBAR」。横長の画面比率がAndroidの仕様に合わないことなどから幻のモデルになった

「INFOBAR family concept」。後に製品化されたテンキーつき、タッチパネル式の物だけでなく、タブレットの構想もあった

「G13 concept」もtalby2と同様、東日本大震災を受けて製品化が断念された

今年個展が大盛況だった草間彌生氏とのコラボレーションモデルも展示

過去の人気モデルやコンセプトモデルだけでなく、2017年に作られた最新のコンセプトモデルとして、「SHINKTAI」(読みは「シンケータイ」)が展示された。スマートフォンの普及により、多くの人がSNSに没頭しているなかで「つながりすぎない」ことを提案するというもので、「本当に大切な人しか登録できないアドレス帳」、"シェアできない"27枚撮りカメラなどの機能を搭載する想定だ。

「SHINKTAI」

プレス内覧の場では「SHINKTAI concept」やお蔵入りになったコンセプトモデルの商品化、あるいは過去の機種をアップデートした製品の発売の可能性について、質問が相次いだ。「au Design project」立ち上げ時からプロダクトデザインに携わっているKDDI プロダクト企画部の砂原哲氏は、どちらの可能性についても、「そうしたご希望をお持ちの方は、ぜひ声を上げていただければと思います」とコメントした。同展特設サイトの下部にはアンケートページも設けられており、ユーザーのニーズを拾い上げる場としても活用していく意向だ。

なお、特設サイトには同展で展示されているデザインケータイ、およびコンセプトモデルの一覧が掲載されているほか、同展の図録となる書籍「ケータイの形態学」を2017年10月頃に発売予定だ。

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