Appleは、先頃、アウトドアでの運動促進と米国国立公園の支援のための新しい取り組みを発表したが、本日、7月15日はそれに合わせたApple Watchユーザー向けのチャレンジイベント実施日となっている。

国立公園チャレンジ

これは、ウォーキング、ランニング、または車椅子で3.5マイル(5.6km)移動すると、チャレンジ成功のメッセージが届くとともに、特別なバッジとiOSの「メッセージ」アプリで使えるステッカーを獲得できるというもので、「国立公園チャレンジ」と題されている。設定された3.5マイルという距離は、アイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州に跨って広がるアメリカ合衆国最初の国立公園「イエローストーン国立公園」内にある有名な間欠泉「オールドフェイスフル」から、同園のマラード湖までのハイキングの長さに相当するとのことだ。

14日の午前0時にアクティビティチャレンジの通知が届く

チャレンジの概要。この時点でバッジはフレームでの表示

今回、チャレンジ通知が届いたのは、14日の午前0時。アレッ!? 一日早い??と思ったら気のせいで、その日に5.6km以上走っても何も起こらなかった。改めて、15日の深夜に軽く40Kmほど走ってみて、とりあえず、チャレンジに成功。バッジとステッカーを入手した。貰えるステッカーは、プレス向け情報ページ「Newsroom」で公開されていた通り4種類となっている。

チャレンジに成功。獲得できたバッジをタップすると、その意味を確認できる

iPhoneの「アクティビティ」アプリを開いてみると、フレームで表示されていたバッジが、Apple Watchに届いたものと同じ配色となっていた。獲得できたバッジをタップすると、その意味を確認でき、そこからメッセージ、メール、 Twitterなどで共有可能だ。

フルマラソン相当の移動に挑戦すべく、両腕にApple Watchを装着

筆者は今回のチャレンジについて、ただ5.6km移動するだけじゃ面白くない、どうせならフルマラソンに相当するくらいの距離にしようと思い、実行に移してみた。計測の途中でApple Watchのバッテリーが切れるかもしれないという心配があったので、念のため両腕に装着することにした。左はアクティビティの計測用。右はワイヤレスイヤホン「AirPods」で音楽を聴くためだ。各デバイスはもちろんフル充電しておいた、何かあったときのために一応、iPhone 7も持っていった。何かの理由で動けなくなってタクシーに乗車せざるを得ない状況でもAplle Payが使えるデバイスがあったほうがいい。もちろん、緊急の連絡用にも。

5時間ちょいでフルマラソン分くらいの移動ができた

Apple Watchには6割近いバッテリー残量が

走ってみたところ、5時間ちょいでフルマラソン分くらいの移動ができた。途中、水分補給、トイレにコンビニエンスストアや公園に立ち寄ったりしたが、もうちょっと真面目にやれば5時間切っただろう。もう少し走れるかなという気もしたが、AirPodsのバッテリーが切れたのと、完全に日が昇ったのでやめた。日中、劇場や映画館に潜んでいる筆者にとって、THE SUN IS MY ENEMY 太陽は僕の敵。油断して走り続けてたら髪の毛がごっそり抜けちゃうとこだった。

ちなみに、途中でApple Watchのバッテリーが切れるかもという心配は杞憂に終わった。5時間以上計測しても、まだ半分以上残量はある。両腕に装着したけれど、その必要はなかったのかなと。多分、音楽聴きながらフルマラソン走っても、その日くらいならApple Watchのバッテリーは持つんじゃないだろうか。

5.6kmという距離はそれなりにあるが、今日一日頑張ってみてはいかがだろうか。日差しの強い時間帯は熱中症に気をつけたいところだが、日が落ちてからのスタートでも十分いけるはず。トータルで5.6km以上でOKかどうかは分からないが、時間があれば、右腕に装着してたほうのApple Watchを使って、二度目のチャレンジで確かめようと思う。