【レポート】

赤ちゃんの日焼け止め、避けたい成分は? 医師が教える正しい選び方&使い方

赤ちゃんの日焼け止め、避けたい成分は? 医師が教える正しい選び方&使い方(画像はイメージ)

日差しが強くなってくると紫外線によるダメージが気になりますが、うまれたての赤ちゃんの肌や、これから成長していく子どもたちの肌は、どうにかして守ってあげたいですよね。

しかし、子どもたちに日焼け止めを使ってもいいのか、どのように使用すればいいのか、分からないという人も多いと思います。

今回は日焼け止めの選び方や正しい使用方法などについて、小児科医の竹中美恵子先生に聞きました。

Q.日焼けは子どもや赤ちゃんの肌にどんなダメージを与えますか?

日焼けが原因で大きな病気になることはほとんどありませんが、シミやしわ、たるみなど、肌の老化につながることが分かっており、皮膚にとっては悪いことしかないと言えます。肌の老化の原因の8割が紫外線によるものだ、というデータもあるほどです。

日光を浴びることによって、殺菌効果や骨の生成に必要なビタミンDを生成する効果などが期待できます。しかし、1日3分程度浴びれば十分だと言われています。必要以上に日光を浴びる必要はなく、特に紫外線の強い時期はしっかりと肌を守る必要があるのです。

Q.日焼け止めは何歳から使えますか? 商品はどのように選べばいいですか?

お散歩デビューをする、生後3カ月頃から使用し始めるといいと思います。肌への負担を軽減するため、アルコールフリーで、SPFが弱いものを選びましょう。また、化学反応による肌への負担があると言われている「紫外線吸収剤」の入っていないものを使用した方が良いでしょう。

スプレーやパウダー、クリームなど、さまざまなタイプがありますが、効果はあまり変わらないので、子どもに塗りやすいものを選んであげてください。そして、使い始める前には必ず少量で試し、肌に合っているかどうかを確かめる、皮膚テストをしましょう。

肌に残った日焼け止めは、皮膚炎などの肌トラブルの原因になってしまうことが多くあります。そのため、お湯で落ちるなど、落としやすい点に着目して商品を選んでみるのもいいと思います。

Q.日焼け止めを使用する際、気をつけた方がいいことは?

日焼け止めは汗をかくと落ちやすいので、2~3時間おきにこまめに使用することが大切です。皮膚の表面が少しテカテカして、ティッシュなどが付着しても剥がれ落ちないくらいの量を目安にしましょう。クリーム状のものであれば、擦り込ませるように塗るのではなく、肌の上にのせるように、優しく皮膚に沿ってなでるように塗ってあげてください。

特に、露出している顔と手足には、必ず使用しましょう。目や口の周りは避け、鼻や頬、おでこなど、突出している部分を中心に使用してください。

Q.日焼け止め以外の日焼け防止策があれば教えてください。

私の子どもは、肌がかぶれてしまうため、日焼け止めが使用できませんでした。そこで、夏でも紫外線をカットする効果のある長袖の服を着せたり、つばの広い帽子をかぶせたりして、対策をしていましたよ。日焼け止めが使えない子は、ぜひ試してみてください。

日焼け止めを使う時も、子どもが嫌がったら無理はせず、それ以外の方法で日焼け対策を行ってあげてください。親子で楽しみながら、取り組めるといいですね。

※未就学児童の症状を対象にしています

竹中美恵子先生

小児科医、小児慢性特定疾患指定医、難病指定医。
アナウンサーになりたいと将来の夢を描いていた矢先に、小児科医であった最愛の祖父を亡くし、医師を志す。2009年、金沢医科大学医学部医学科を卒業。広島市立広島市民病院小児科などで勤務した後、自らの子育て経験を生かし、「女医によるファミリークリニック」(広島市南区)を開業。産後の女医のみの、タイムシェアワーキングで運営する先進的な取り組みで注目を集める。
日本小児科学会、日本周産期新生児医学会、日本小児神経学会、日本小児リウマチ学会所属。日本周産期新生児医学会認定 新生児蘇生法専門コース認定取得
メディア出演多数。2014年日本助産師学会中国四国支部で特別講演の座長を務める。150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加する「En女医会」に所属。ボランティア活動を通じて、女性として医師としての社会貢献を行っている。
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